☆制服の恋人遊戯☆
□【※】A☆制服の恋人遊戯☆
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♡制服の恋人遊戯♡
A
「柳宿」
「はい」
「あとで、私の部屋に来るように」
もう一度部屋に呼ばれたことは、
やはり、後宮入りしただけのことはある、
器量の良さのなせる業。
気持ち薄めのメイクで、
再び、星宿様の部屋を訪れると、
寝台の上には、例の変な衣装も、再び。
着なれないその召し物に、
どっちが前?こっちが後ろ?上??下??と、
四苦八苦しながらも、なんとか袖を通し、
ボタンを閉め、上物を羽織り、
ヒダヒダの腰巻をし、
いざ、姿見の前に立ってみると、
(あら♡ 似合うじゃないッ♡)
膝上丈の腰巻から、
すらりと伸びたおみ足から覗く、
絶対領域がひどく眩しい。
(サイズもピッタリ♡)
青いリボンの首飾りをし、
2本の赤いリボンを使って、お団子頭にする。
(かーわいー♡
アタシってば、結局、なんでもかわいーのよねッ♡
元がかわいーから)
そうやって、
とりあえずは出来に満足し、
寝台の上に座って待っていると、
やってきた星宿様。
一目その姿を見るなり、
とりあえずはその出来に、満足したようだった。
柳宿はひとまず、ほっと、安堵した。
黙って、こちらに近づいてきた星宿様の首に手を回す柳宿。
キスをされ、
「ンッ♡ンンッ♡」
押し倒され、直接、肌に触れたい衝動に、
「星宿様♡ 服を脱がせてくださいましな♡」
と、可愛くおねだりをするが、
「いや、衣装は着たままでよい」
「この、ヒダヒダの腰巻も?」
「はいたままでよい」
四つん這いにさせられそうになり、
「あ、正常位の方が……」
と、慌てて提案するが、
「髪型が乱れるから、後背位で」
と、間髪入れず却下され、
(これじゃあ、
星宿様の顔見ながら、イケないし、
星宿様のイクお顔も見れない〜〜〜ッッ)
イク前からの欲求不満に、
「あ、あの、星宿様ァ♡ では、騎乗位はいかがでしょう?
アタシ、上で動きますからぁ………って、
アッ、そんな、いきなりッ♡♡♡」
いきなり挿入され、
「そんなにされたら〜〜〜〜♡♡♡」
奥までを、一気に突かれる。
「アッ、アッ、アッ、ア〜〜〜ッッ♡♡♡」
と、何度も突かれ、息も絶え絶え、
(ハァ♡ もぅダメ……イキそぉ……♡)
その前に、柳宿は腰を弓なりにそらせ、
奥に引っ掛かりを作るようにして、
自分のナカを行き来するモノを、
締め付けるように、締め上げた。
その締め付けるような締め上げに、
「………ッ!?」
柳宿のナカで果てるとき、
「………み、あかっっ!!」
愛しの君が、別の女の名を口にし、
そこでようやく、遅いのだが、
自分がようやく、遅すぎるが、
自分が、遅ればせながら、
ある日突然、異世界からやってきた設定が舞台の、
ご指定の衣装に身を包んだ、
伝説の少女の代役であることに気づくと同時に、
「あ」
と、射精した。
コトが済めば、
とっとと着替えて、
さっさと出て行けオーラを出され、
柳宿は黙って衣装を脱ぎ、
黙って自前の衣装に着替え直し、
黙って、部屋の扉を開け、
黙って、皇帝陛下の部屋を後にした。
全てが暗黙過ぎて、どうやって、誰に出会って、
部屋まで戻ってきたのか、全く覚えていない。
部屋に戻ってくるなり、
寝台に倒れ込むようにし突っ伏し、
「えーんえん」
その夜は、泣いた。
(星宿様のバカバカバカバカ〜〜〜!!
美朱の名で射精しちゃったアタシもバカバカバカバカ〜〜〜!!!
美朱、ぜーーーーーーーったい、ゆるさないッッ!!!)
「えーんえんえん」
星宿様への愛憎と、自己嫌悪と、
逆恨みで、柳宿はそのまま眠りについた。
夕食の刻になっても、姿を現さない柳宿。
「なんか、部屋で寝てるみたい」
美朱のその一言に、
(はっはーん)
と、思う翼宿。
「起こした方がいいのかな?」
今日、デザート、マンゴープリンだし、うーん、と、悩む美朱に、
「えーえー、起こさんで。そのまま寝かせとけ」
翼宿が言い切る。
「なんでだよ?」
鬼宿が不思議そうに訊く。
「たま、お前、デリカシーないぞ」
「お前にだけは、言われたくないぞ」
続