Dream

□ピアス
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夢 「1ー」

「今行きまーす!」





今から私の大好きな時間
まだ寝えへんけどベッドに入って
スマホを弄ったりするゆったりした時間






夢莉さんに少し遅れて
ベッドの中に入る



隣には体をこっちにむけてスマホを
見てる夢莉さん






伏し目でより際立つ長いまつげに
綺麗な鼻、綺麗な唇






ほんまにお人形さんみたいに整った顔



ついついガン見してしまう




夢 「なに?」

「あ、いや綺麗やなぁって」

夢 「あほ、早く寝なさい」

「えー嫌やー、夢莉さんまだ寝ないでしょ?」

夢 「うん」

「なら私も起きときます」

夢 「勝手にして(笑)」





そんな何気ない微笑ですら
こんなに美しいんやもん

ずっと見ときたい



見ときたいって思ったのもつかの間
隣に私がおるのに夢莉さんの意識はスマホ
ばっかな事が少しずつ悔しくなってくる




そして無意識に夢莉さんのスマホに
手を伸ばす




夢 「ちょ、なに?」

「…ん?えええ!?」

夢「スマホ返せ〜」

「…いやや」



自分でもスマホを取ったことに
驚いてるけど丁度いいタイミングやし
返してあげへん



スマホを取ろうと私に伸びてくる
夢莉さんの白くて細い手



スマホ相手にムキになんのもおかしい話やけど夢莉さんの意識全てを私に向かせたい

そう思ってしまう
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