リクエストブック
□私の先生
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『ちょっとこっち来て』
彩ちゃんに手を引かれて隣に座らされる
『何で避けるん?』
うつむいてる私を覗き込んでくる綺麗な瞳。
あんな目でまっすぐ見つめられたら
意地なんてもうはれない。
「…だって、」
『だって?』
「さ、彩ちゃんが、、」
『ん?』
「…皆にモテモテやから」
あーーー言っちゃった
こんなん思ってたとか知られたらもう恥ずかしすぎる
『あははっ』
「何もおかしいことない…」
『いや嫉妬とか可愛いなあって』
「///// 」
『皆と話してるとこ見て嫌やったん?』
「 先生やから仕方ないって分かるけど
私のやのにって…」
『なんなんそれ、可愛すぎ』
頭をポンポンとされる
久しぶりの彩ちゃんの手。
まあ私が避けてたんだけど。
最近あんまり話せてなかった寂しさが
こみ上げてきて思わず抱きついてしまった
『ふふ、うちのお姫様も困ったもんやなあ』
そう言って優しく撫でてくれる
『なあ?』
「ん?」
顔をあげたすきにチュッとキスをされた。
「急すぎ///」
『最近あんましてへんかったやん』
「でも、」
『私はな夢莉の事しか見えてへんねんで?それを思う存分分からしたるわ』
その日は長く長く愛されましたとさ。
END