Dream

□私だけの
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「こんな怖い夢莉いやや、、」


自分のお腹のところでしっかり組まれている1の手。
その手を雑に振り払うことなんてもう私にはできなかった。


そっと手をほどいて1の方を向く。1は俯いて立っていた。


夢莉 「こっちおいで」

1の手を引いてソファーに座り膝の上に1を座らせる。



いつもなら恥ずかしがって降りるのに
今日は自分から抱きついてきた。
私の首に顔をうずめてる1の頭を撫でながら話した。



夢莉 「今日の私怖かった?」

「うん、、」

夢莉 「なんでか分かる?」

「分からん」

夢莉 「お仕置きやったから」



びっくりしたように顔を上げる1


「お仕置き?」

夢莉 「そう」

「なんで?」

夢莉 「1が私のとこにすぐ来ないから」

「……あ、劇場でのことか」

理由が分かって少しホッとしたように笑う1


「嫉妬、したん?、、、、わ!」



そんな事をちょっと笑いながら言うもんだからイラッときて強く抱き寄せる
そして1の首にあとを付ける
私のものだという印を。
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