Dream

□本当は
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もうすぐコンサートがあるから
今日はメンバー全員でリハをやってる。



今はお昼の休憩タイム。



なんやけど。今の私には悩みがあんねん。




『彩さーーん』



部屋の隅に腰掛けた私に向かって
パタパタ駆け寄ってくる子が1人。


そう、21。


私の恋人




「わ、そんな勢いよく来んなや」


『もう〜相変わらず冷たいなぁ』


「別に」





見てわかる通り1の前やと
めっちゃ塩対応になっちゃうねん。
なんかめちゃくちゃ恥ずかしくて普通に話せへんねんな…





『もう皆知ってることなんやからここでもラブラブしてもええやないですか』


「…無理」


『はあ、ほんまにシャイやな…』


「うっさいわ」





ちらって1を見たら
ブーってほっぺを膨らまして不満げに
してる。


そんな顔ですら可愛いって思ってるのに
本人に今言うことなんてできひん


ヘタレすぎって自分でも分かってんねんで…








百 「まーた彩構ってくれへんの?」





不意に通りすがった百花が話しかけてきた





『そうなんですよ〜』




百 「そんな釣れへん彩より私の方があえんちゃう?構ったるで」




『ほんまにそうかもしれへんなぁ』




は!!!?



思わず1を見たら
ニヤニヤしながら私を見とった




「っ!…なんやねん、百花がええなら向こう行ってきいや」




ほらまたこういうこと言っちゃった
ここにおってほしいのに…




百 「やってさ、1行こ」


『ほんまに行っていいんですか?』


「どうぞご勝手に」


『はあ…もう彩さんなんてしらん』






そう言うと1は百花に連れられて
向こうに行っちゃった





恵 「さや姉もアホやなあ(笑)」


「なんやねん」


恵 「なんでここにおってって言わへんの」


「やって…」


恵 「さや姉と付き合ってても百花みたいにまだ諦めてへん子おるんやで?ちゃんと捕まえとかな」


「うん…分かってんねんけどな恥ずかしくて言えへんねん」


恵 「イケメンキャラのくせになんやねん(笑)」


「うっさいわ」


恵 「ほら分かったらはよ1連れ戻してきいや」


「お、おう…」



とりあえず百花らを探すことにした
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