スラダン(短め)

□仙道✖同級生
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※友達に贈るようにかいたものです
 
 私利私欲な夢小説です

 仙道くん強引です!












‐‐‐テスト期間中



仙「名前ちゃんっ!一緒に帰ろうぜ」

『駄目。吉(きっ)ちゃんと帰るから。』


教室まで来た仙道を無視して、福田の教室へ行く


『あ、吉ちゃん!一緒に帰ろぉー』

福「俺、公園行ってアイツ等とバスケするから」

仙「おっ、じゃあ名前ちゃんは俺と帰ろうね?」

『なんで私が仙道と…』

福「じゃあ仙道と仲良くな」

『ちょ、吉ちゃん!!』


福田は早々と帰ってしまった

仙道は、名前の腰に手を回す


仙「それじゃあ一緒に帰ろっか。名前ちゃん?」

『……………』


名前はむすっとしながらこの日、仙道と帰った

仙道が俺の家に寄ろうぜと無理矢理、連れていこうとしたが何とか逃げ出した、名前であった









‐‐‐図書室



ガタッ


『仙道!?何で図書室に!?』

仙「シーッ。図書室では静かに」


テスト勉強するために図書室に来たが、前の席に仙道が座った


仙「探したんだぜ、名前ちゃん」

『知らないよ。』

仙「冷てぇなー」


仙道は図書室にいるのに何もせずに頬杖をついてニコニコと、名前を見ていた


『……そんなに見られると勉強しづらいんだけど』

仙「気にしないで」

『気にするから言ってんの』

仙「参ったな。可愛いからいつまででも見れるよ」


くそっ。とボヤく、名前

つい顔を赤くしてしまったのだ

そして机の下で前にいる仙道の長い足が、名前の足の間に入って、足が絡み合う

名前が仙道を睨むと


仙「可愛いなぁ」

『うるさい!』

「「「シーッ」」」


図書室で注意を受ける、名前であった









仙「名前ちゃん、帰ろうぜー」

『今日こそは吉ちゃんと帰るから!』

仙「福田ならもう帰ったぜ」

『そんな嘘に私が引っかかるわけ…』

仙「ほら」

『ッ!!!』


仙道が指す、窓の外には既に校門のところにいる福田がいた


仙「名前ちゃんさ、もう福田のことは諦めたら?」

『は…?』

仙「福田、全く眼中にないみたいだから」

『……………』


いつの間にか教室には、名前と仙道の2人きりになっていた


仙「だから俺にしときなよ。な?」

『それでもわたしは…吉ちゃんが好きなの…』


名前の頬に涙が伝う

それを見た仙道は涙を親指で拭い、そのまま後頭部を掴んで無理矢理、名前と唇を重ねた


『ッ?!』

仙「福田のこと忘れさせてやるから」


そう言って仙道はもう一度、名前に口付けをした


『やめて…無理なの…ごめん…』


名前は教室を飛び出した











‐‐‐体育祭・終了後



『吉ちゃん!それどこに運ぶの?』

福「名前…これは倉庫に…なぁ、お前…最近、仙道と一緒にいるところ見ないな」

『え……?』

福「仙道、お前のこと好きみたいだからな。アイツはチャラそうに見えるかもしれんが俺が認めた男だ。アイツのことちゃんと考えろよ」

『何それ……』

福「……名前?」


真っ直ぐな福田に名前の目にじわりと目に涙が滲む

それを隠すように俯いた


『それ私が持っていく』

福「は?なんで」

『倉庫に用があんの!それ持って行くから貸して!』


名前は福田が持っていたコーンを無理矢理奪って倉庫へ持ってきた






‐‐‐倉庫


『ぅッ……ふ、…』


あれから仙道のキスも忘れられず、福田も仙道も避けていた

だが今日は体育祭で盛り上がり、名前自身も気持ちが高ぶっていた

なので久しぶりに福田に話しかけてみた
それなのに出た言葉は、仙道のことばっかり

福田が自分に対して好意がないのは目に見えてる
わかってはいたはずなのに涙が溢れる




ゴンゴン…


仙「ん?誰かいるのか?」

『ッ!!』

仙「あれ…名前ちゃ……名前ちゃん!?どうした、どこか痛む?!」


泣いている名前を心配する仙道

名前の体をペタペタと触るが怪我がないことに気づく


仙「どうした?何かあった?」

『……仙道に関係ないじゃん』

仙「関係ない?」


ピリッと空気が変わる

名前がビクっとすると、仙道は倉庫のドアを閉めて、内鍵をした


『仙道…?』

仙「関係ないかどうかその体にわからせてやる」

『は、…あッ、ちょ!?』


仙道は、名前の腕を掴んで倉庫のドアに押し付けた

名前の両手首を掴み、頭上で押さえつけた


『ンンッ!』


仙道は名前の唇に何度も角度を変えては唇を重ねた
そして上唇や下唇を啄ばむ

名前は、抵抗をするが力では到底、仙道に及ばない

仙道は息つく間も与えない


仙「俺は名前ちゃんが好きだ。だから名前ちゃんのことは何でも知りたいんだ。関係ないなんて言わせねぇ」

『わたしは吉ちゃんが…』

仙「忘れさせてやるからさ…覚悟しろよ。名前ちゃん。」


ニコッと笑う仙道に不覚にもドキドキが止まらなかった
でもそれは息つく間も与えてくれない口付けのせいで肩で息をしていたからだと言い聞かす


仙「どうする?もう俺が最後の片付けを終わらせたから倉庫には誰もこない。今日は部活も休み。いかに俺が名前ちゃんを好きか体に覚えさせたいんだけど?」


仙道は、名前の首に吸いついた

名前はピクリとする


『ちょ…、ダメに決まってんでしょ!』

仙「んー?本当にダメ?」

『当たり前でしょ!』

仙「でもビクビクしてて可愛いけど?」


首元から唇を離し、今度は耳に口付け
つい声を上げてしまった名前は顔を真っ赤にした


仙「ほら…」

『ーーーッ!!』


耳までも赤くする名前に仙道は堪らず、唇にまたキスを落とした


仙「なぁ、名前ちゃん…俺のものになって?」


キスをやめない仙道
今だ抵抗して肩を押すがビクともしない


『待って、わかった!』

仙「…本当?」

『仙道のことはちゃんと考える!考えるから!だから今日はもう帰ろ?』


真っ赤に震える、名前

もちろん最後までシたい仙道であるが、名前が大切なのも確かで…

むしろこれ以上、進むと止まらない自信があるため、ここでやめた



2人で倉庫を出て制服に着替えるため、一旦別れた




‐‐‐校門


仙「着替え遅かったな」

『…別に待たなくてもよかったのに』

仙「結構、遅くなっちゃったし送ってくよ」

『別にいいのに…』

仙「俺がまだ名前ちゃんと一緒にいたいんだよ」

『……………』

仙「プッ。可愛い」

『うるさい!!』


ついつい赤くなる、名前

そして仙道は名前の手を取り、自身の手と絡ませた


『ちょっ、なにしてんの!』

仙「ん?手繋いでんの」

『いや、だから何で繋いでんの!』

仙「繋ぎたいから」

『私は嫌だ!』

仙「じゃあここでキスするのと家まで手繋いで帰るのどっちがいい?」

『はぁ!?』

仙「ちなみにキスは、さっき倉庫でやったような長ーいやつな」

『手を繋いで帰りましょう』


潔く諦めた名前に仙道は笑う
























‐‐‐家



仙「じゃあな、名前ちゃん。俺のことちゃんと考えてくれよ?」

『わかってる…』



ガチャ


「名前!!」

『ゲッ……健司……』

仙「ふ、藤真さん……」


家から出てきたのは、名前の兄

藤真健司だ


藤「こんな遅くまで仙道といたのか!?」

『いや、仙道といたというか…なんというか…』


藤真はキッ!と仙道を睨む


仙「ち、…ちわっす」

藤「仙道!名前とこんな時間まで何してたんだ!それより、名前とはどういう関係だ!」

『いや、健司…仙道は別に…』

藤「お兄ちゃんと呼べと言ってるだろ!名前はもう家の中に入るんだ!」

『いやでも…』

藤「今すぐ家に入らないと今日はお兄ちゃんと一緒にお風呂に入ることになるぞ!」

『家に入ります…』


名前は仙道を気にしつつ家へ入った
そんな名前に仙道はニカッと笑って手を振った
だがしかしその笑みはたどたどしい
藤真は腕を組んで、仙道を睨んでいた


藤「うちの名前とはどういう関係だ?」

仙「まーまー、藤真さん」

藤「まーまー…じゃない!聞いているんだ、仙道!名前の門限は過ぎているんだぞ!」

仙「いやまぁ…名前ちゃんとは、やっちゃいました」

藤「やっちゃいました?何をだ」


何かわからない藤真に、仙道は藤真の耳元で告げた


仙「せっ・く・す♡」

藤「〜〜〜〜ッ!!!!????!?!?!」

仙「それじゃっ」

藤「せ、せせ…せッ!?ま、待て!!コラ!!!!仙道ォォォ!!!!!」




藤真の怒声を無視して仙道は走った




仙「福田の次は藤真兄か…前途多難だ…」




ため息をついた仙道だった



Fin


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