企画用(短め)

□沢北✖深津✖河田✖マネ
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河「けしからんなぁ…」

深「…………」

沢「ちょ、2人とも何を見てんすか…」

河・深「「苗字のおっぱい(だピョン)」」

沢「素直…」


突然だが、沢北、深津、河田、そして名前はお泊り会をしていた。
沢北宅で、夏ということもあってホラー映画鑑賞会。

だが、夜ご飯もお風呂も済ませ、いざ沢北の部屋を暗くし、ホラー映画を見ようっていう時に名前は、並べられた敷布団の上ですぐに眠ってしまった。

薄着の寝間着を着ているのだが、横向きに寝ている名前の胸元から谷間が覗いていた。

それに1番最初に気づいたのは河田。
河田は黙って隣の深津の腕を肘で突き、それに気づいた深津が河田を見れば、河田は顎でクイッと名前を指した。
その視線を追い、深津も胸元から覗いている谷間に気づき、2人でジッと見つめたのだ。


沢「名前さんって何カップあるんすかね」


今や、ただただ流しているだけのホラー映画を見ながら沢北はポツリと呟いた。特に深い意味などなかった。無意識に出た言葉だった。

だがその言葉により、2人の男が動いた。



静かになった河田と深津を不思議に思い、沢北がホラー映画から2人へと視線を移すと…
何やらガサゴソと、鞄の中を漁っていた。
特に何も思わずにその行動をジッと見ていたものの、その鞄が名前の鞄だということに気づいて沢北は思わず腰を上げた。


沢「ちょ、それ…!」

河「静かにしねーか。苗字が起きるでねーの。」

深「あったピョン」

沢「し、知らないっすよ、もう!!」


深津が名前の鞄から取り出したのは下着が入っているであろう袋だった。
その袋の中から先に深津が手に取って取り出したのはパンツ。

沢北は、俺は関係ねぇーから!と腰を再び下ろし、ホラー映画の続きを見るのかと思われたが視線は深津が手に持つ名前のパンツだった。


河「ブラジャーのタグ見るべ。」

深「その前に………」


河田が動き出すのを止めた深津は、しばらく河田と沢北をジッ…と見据えた。
深刻な雰囲気にゴクリと生唾を飲んだ沢北を見た深津がやっと口を開く。


深「苗字が何カップか賭けるピョン」

沢「サイテーっすね…」

河「面白そうじゃねーか。俺はじゃあ…」

沢「俺は賭けねーっすよ!」


名前が寝ていることをいいことに、やりたい放題をする河田と深津に知らんぷりをしながらも沢北はスマホゲームをしながら2人の会話に耳を傾け、名前の下着が入っているであろう袋をチラチラと見ていた。

本来の目的である、ホラー映画鑑賞会なんてものは全員の頭から消え去っていた。


………


深「そんなに大きくないピョン」

河「いや、俺は見た。長距離走でコイツの胸がゆさゆさと揺れていたのを。」

沢「…………」

深「沢北はどう思うピョン」

沢「はッ!?いやだから俺は…!」


突然に話しを振られ、スマホゲームから視線を深津と河田に向けると、2人の目は細められ、ジーッと沢北を見据えていて会話に入らなければどんな仕打ちが待っているのだろうかと沢北はギクリと背筋を伸ばした。


深「何カップだと思ってるピョン」

河「言え。沢北。」

沢「う、ぐ…ッ」


2人の威圧感に沢北は何も言わずにはいられなかった。
だが沢北も、言うとならば、本気(ガチ)だった。


沢「ハッキリ言って、名前先輩の胸はそんなに大きくないっす。1回、おんぶしたことあるんすけど背中から感じたのは固い固いソレでした。」

 『固い固いソレって何のことかな。』


突如として耳に届いた甲高い声にピクリと身体を強張らせ、ギギギ…と沢北が後ろを振り返ればそこには、眠っていたはずの名前がゆっくりと起き上がる姿だった。
背を向けて寝ていた名前がゆっくりと起き上がり、鬼の形相で振り返れば、沢北は思わず「ヒィッ…!」と声を漏らした。


 『何の話ししてたのかな。』

沢「お、俺は止めたんすよ!」

 『沢北。』

沢「ヒィッ!!」

 『あんたの横にあるその袋は何?』

沢「え………なっ!!!」


先ほどまで何も置いていなかったはずの自身の横には、いつの間にか名前の下着が入っていた袋が置かれており、驚きにギョッと目を見開いた。

沢北は、キッ!と涙目で深津と河田を睨みつけようと振り返るが、2人はいつの間にか布団の中に入ってスヤスヤと眠っていた。


沢「あー!!!信じらんねぇっ!!!」

 『信じられないのはお前だ、この野郎!!!』

沢「ち、ちが!!違う!!俺じゃないんすよ!!」

 『問答無用!!!』


バチンッ!!!!…と。
容赦なく、沢北の頬には赤い名前の手形の跡が残った。




深(結局…)

河(苗字は何カップだったんだ…)




終われ

.


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