溜息。
□繋がり。
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「「鬼灯!ほーずきっ!」」
振り返ると愛しい人。
野の花を抱え万遍の笑みで私を呼ぶ。
「これは…随分集めましたね。」
「「私達のお部屋に飾るのよ。」」
「それはとても綺麗でしょうね。」
「「ふふふ!」」
余りに可憐に微笑むので
そっとだけども
ぎゅっと。
抱きしめた。
「「ほーずきっ??」」
「ずっと傍にいると約束してください。私を置いてどこにも行かないと。」
「「行かないよ。私達は二人で一人。どちらかが欠けたら息が出来なくなって死んでしまうもの。」」
「はい…」
「「ほーずきっ!大好きよ!」」
私も
私も
大好きですよ。
大好きです。