You're my superman forever
□3話
1ページ/1ページ
今日、いいことと悪いことがあった
悪いことはいつも通りの
先輩からのからかいだ
今回はゴミ箱に閉じ込められただけじゃなく、ゴミまで入れてくるなんてね…
ゴミ箱に閉じ込められた僕は必死に中で足掻いていた
流石にずっとここにいたら変な病気になっちゃいそうだ
『ゴミ箱に中に誰かいるんですか?』
えっ…
『先輩!こんなところに綺麗な花咲いてますね〜』
「ああ??」
「むぐぅぅぅ…!!!」
「テメェ!!!」
『すみませえ〜ん、あまりにも綺麗な大口だったんで花瓶と間違えて生けちゃいました〜』
「このクソがああああ!!!!」
『トリカブトは有毒なので早く口から出すことをオススメしますよ♪』
「ヒィィィィ!!!」
先輩がいなくなった今、ゴミから出ようとすると
目の前に人がいた
「うわああ!」
助けてくれたのは新入生のピコちゃんという女の子
僕、女の子に助けられたんだね
しかも新入生に…
ピコちゃんはおそらく首席で入学したのだろう
トリカブトって植物は有毒なのは
知っていたけど…
白魔術科だし、植物に詳しいのは当然か
そういえば彼女は中庭を探していたんだよね
貴重な時間を奪ってしまった…
時間を巻きもどす魔法が使えたらな…
そんな僕とは裏腹に彼女は明るい笑顔で…
『明日のお昼、中庭で一緒に食べません?』
『私がいいんだから黙っていれば聞いてな!』
小さな約束をし、じゃあと手を振った
女の子と10分以上話しちゃった…
しかも約束まで
「きっと明日は雨だろうな…」
あ、授業行かないと!
←
前の章へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ