You're my superman forever

□2話
1ページ/1ページ



スキエンティアのカフェはロックな雰囲気なんだけどここのデザートが本当においしい



そんなことをプリムラに話しながらそのカフェへ向かっている





今日は何にしよーかなー


『あ、着いた』




「ここ?」



『うん』




コーヒーの看板がお店に上にドーンと乗っていて



メニューの看板が蜘蛛の巣のデザイン





「ちょっと怖いかも…」




そっか、プリムラってこういうデザイン苦手なのかな


可愛い女の子だな




『大丈夫だよ、マスターも優しいし』


「ごめんね、私ビビリだから…」




『いいよいいよ、さっ入ろう♪』



半ば無理矢理プリムラの手を引いてお店に入る

















カラン♪






?「いらっしゃいませー…少々お待ち下さ…」






遠くで聞こえたその声










遠くで見えたその顔









『レクト先輩…』

















「ピコちゃん…?」





え、何でレクト先輩がここに…




「えっと…2名様ですか?こちらにどうぞ」


レクト先輩に案内されるがままついていく




『レクト先輩、ここで働いているの?』



「うん」



そうだったんだ…



『私結構ここに来てたんだけど全然会わなかったね』


「来てくれてたんだ…僕って本当に運のないやつだな…」



接客中もネガティブなのか…



『コーヒー1つ!プリムラは?』


「えっと…じゃあ私は…カフェオレで」



「コーヒーとカフェオレだね、少々お待ちください」



スタスタとレクト先輩は歩いていった




「ピコちゃん嬉しそうだね」


『え?そうかな』




レクト先輩と会えたから?



しかも行きつけのカフェでなんて





「私が言うのもおこがましいんだけど…」



『なに?』







「2人って…お似合いだと思うよ」



『へ?』





「春の精霊がね、言ってたの」



春の精霊さんどこまでこの子に暴露してんの





「ピコちゃんは近々運命の人と最接近するから、プリムラはお手伝いしなさいって」




『運命の人ね〜…』








すると何だかおぼつかない顔でレクト先輩が来た



「お待たせしました…」


『どうしたの?』




「いや、何でもない…」



コーヒーとカフェオレを置いて店閉めの作業をし始めた




「どうしたんだろう…」


『わかんない…』




レクト先輩の心が読めない



プリムラならわかるのかな
次の章へ
前の章へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ