STORY

□カリモノコセイ2
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昨日の初の戦闘訓練を終え、少しばかりのドタバタがあったものの、この物語の主人公…借本名無しはいつものように気怠げに目覚ましを止めて起き上がった


『…ん〜〜ーーッ!…はぁ』


伸びをして、ベッド近くのカーテンを少し退けるとどうやら今日も晴天だという事を太陽が嫌という程教えてくれた


眩しさから、目を少し細めてカーテンから手を離した
台所へと歩き、トースターにパンをセットしてヤカンに火をかけた名無しはさっさと制服へと着替え、余った時間でベーコンや卵を炒った


そうして朝食も済ませて、カップにまだ残るコーヒーで眠気を追い出しながらテレビをつけた


『(やっぱ今日は晴れそうだな、傘はいらないか…)』


飲みきったカップを流しに入れ、部屋に荷物を取りに行く


自身の愛用する黒い狐の面、それをつけたらリュックを背負い、ゴミ袋を引っ掴んむ


『今日は燃えるゴミの日っと!』


玄関で自分が大切にしているスパイクを履いて、キュッ!と靴紐を縛る


『よし、それじゃ…行ってきます』


そうして、部屋の主が出ていき、ガチャリという鍵の音と共に部屋の中は静寂に包まれた
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