長編≪リボーン≫

□40話「ボンゴレ10代目」
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血を吐き出したXANXUS。

ツナはその理由を直感した。

ツ「………リングが…XANXUSの……血を…拒んだんだ……」

マ「ムム! お前何か知っているな? リングが血を拒んだとはどういうことだ!?」
≪それは…XANXUSから聞いたほうがいいよ マーモン≫
べ「ユリア!」
マ「ユリアも知っているんだね」
≪スクアーロが一番よく知ってた それを私も共有できるってだけ≫

X「ぐふっ! さぞ…かし…いい気味だろうな! 
  ………そうだ…オレと老いぼれは血なんて繋がっちゃいねぇ!!」
ツ「う……ハァ ハァ…XANXUS……」

ツナは普段のツナに戻っていた。

X「同情すんな!!! カスが!!!」
≪XANXUS…≫
ス「……オレにはわかるぞぉ…」

チェルベッロは観覧席の声を全体に聞こえるようにした。

ス「おまえの裏切られた悔しさと恨みが…俺にはわかる…」

山「! スクアーロ!!」

X「生きてやがったのか…カスザメ……わかる…だと…?
  てめーに…オレの何がわかる…
  知ったような口を…きくんじゃねぇ…」
ス「いいやわかる!! 知っているぞぉ!!」
X「なら言ってみろ!! オレの何を知っている! ああ?」
ス「……」
X「言えねーのか!!」
ス「お前は下町で生まれ 生まれながらに炎を宿していた
  そして お前の母親はその炎を見て お前が自分とボンゴレ9代目の間に生まれた子供だという
  妄想にとりつかれたんだぁ お前の母親は何も知らないお前を9代目と面会させた…
  お前は9代目の言葉を信じて疑わなかった…
  ひきとられるとお前は9代目の息子としてふてぶてしくでかくなっていった…」
≪XANXUSは威厳・実力ともに9代目の息子として後継者として文句のない男に成長した
 だけどある時知ってしまった…
 母親と9代目とは何の繋がりもなく養子として9代目にひきとられたことを
 そして自分はボンゴレとは何の血の繋がりもないことを…
 しかもブラッド・オブ・ボンゴレなくしては後継者として認められ掟≫
ス「オレがおまえを初めてみたのもその時だ…一回で叶わねぇと悟った…・
  そして その怒りについていくと決めた
  それから半年……」
≪9代目をひきずりおとしてボンゴレを手に入れると言い出した…≫

リ「そして揺りかごにつながるんだな」
ス「これがオレの知ることのすべてだ 揺りかごの後に調べた」
X「くだらねー……」
ツ「9代目が……裏切られてもお前を殺さなかったのは…
  最後までお前を受け入れようとしていたからじゃないのか……?
  9代目は血も掟も関係なく誰よりお前を認めていたはずだよ
  9代目はおまえのことを本当の子供のように……」
X「っるせぇ!! 気色の悪い無償の愛など!! クソの役にも立つか!!
  オレが欲しいのはボスの座だけだ!! カスはオレを崇めてりゃいい!!
  オレを讃えてりゃいいんだ!!」

山「な」
獄「なんて奴だ…」

べ「かっき―――」
≪XANXUS…≫

XANXUSはまだ血を吐き続ける。

X「ぐお……!! ぐっ…」

「「XANXUS様! あなたにリングが適正か 協議する必要があります」」
X「だ…だまれ!! 叶わねーなら道連れだ!! どいつもぶっ殺してやる!!」
「「XANXUS様!!」
べ「大さんせーだボス やろーぜ」
マ「当初の予定通りだよ」

攻撃態勢に入るヴァリアー。
それにボンゴレ側は応戦しようとする。
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