長編≪リボーン≫

□37話「空の行方」
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X「オレはボスであるわが父のためそしてボンゴレの未来のために
  貴様を殺し 仇を討つ!!」

ツ「――――!!?」

獄「何言ってやがる! あいつが9代目を!!」

リ「これが狙いだったんだな」
ツ「え!?」
リ「ただリング争奪戦に勝ち次期ボスになったとしても
  揺りかごの一件を知る連中はXANXUSの就任に反対しこれからも抵抗するだろう
  だがツナを悪役に陥れ 弔い合戦で9代目のカタキを討ったとなれば別だ
  多くのファミリーから絶対的な信頼を得ることができる」
『真っ黒ですね…』
リ「それに本来10代目となるはずだったツナより強ければ 
自分が真の正統後継者であることの証明にもなる
  そうなれば抵抗勢力の排除もわけはねーぞ」
バ「ではXANXUSはボスとなるのと同時に独裁体制を作るために…!?」
リ「ああ 仕掛けられた罠だったんだ
  事故であろうとモスカがツナの守護者を殺れば 
遅かれ早かれ必ずツナが倒しに来ると読んでたんだろう」
ツ「そんな…そ……そんなことのために……!!」

「「憶測での発言はつつしんでください リボーン 
すべての発言は我々が公式に記憶しています」」

山「あいつら…」
獄「やはりチェルベッロはXANXUS側についてやがったんだ!!」

リ「好きにしやがれ オレはもうキレてんだ」

リボーンは静かに威圧を添えてそういう。
チェルベッロはこれには背筋が凍る。

リ「だが 9代目との誓いは守って 手は出さねーぞ……生徒の勝負にはな
  オレがそう言っても 戦いが嫌いなオレの生徒がどーするのかは知らねーけどな…」

その言葉にツナは立ち上がり―

ツ「XANXUS そのリングは……返してもらう……お前に9代目の後は 継がせない!!」
リ「よく言ったぞ ツナ」
X「ボンゴレの歴史に刻んでやる
  XANXUSに楯突いた愚かなチビが一人いたとな」

獄「一人じゃないぜ!!」
『ツナ君の意志は』
山「オレ達の意志だ!!」

獄寺達も武器を構える。

雲「個人的に」

雲雀もトンファーを構える。

その挑発に―

レ「くるかガキ共!!」
べ「いいねぇ」
≪……≫

ユリアだけは迷っていた…
このままヴァリアーで戦うのか…それとも―
するとXANXUSは―

X「反逆者どもを根絶やせ」
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