長編≪リボーン≫

□30話「クロームと骸」
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勝負開始の合図がかかる。

クロームは持っている武器を頭の上で回し―

トン―

床に突く。

するとそこから崩れて浮いていく。
梨佳とアルコバレーノ以外は慌て出す。

ツ「床がぁ!!」
リ「バカツナめ お前はこの技を知ってるぞ」
ツ「ひいい!! うわああ!!」

マーモンは飛び瓦礫から瓦礫へと飛び移りながらクロームに近づく。

マ「やはり僕と同じ術士か でもこんな子供だましじゃ 僕から金は」
ク「!」
マ「とれないよ!」

顔から触手のようなものが出てきてクロームに巻き付く。

ク「きゃあっ」

その瞬間―

ツ「!?」
山「あれ? 戻ったぜ」
リ「あそこをみろ」
ツ「! ああ!!」
『!』

触手に首を絞められているクローム。

ツ「そんな…!」

マ「弱すぎるね 見世物にもなりゃしない」

すると後ろから―

ク「誰に話してるの?」
マ「!?」
ク「こっち……」

マーモンが触手で攻撃していたのはバスケットボール入れだった。
犬たちはしてやったりな顔をしていた。

バ「え!?」
了「お…女がバスケットボールになったぞ!!」
『逆ですよ 逆』
獄「なぁ!?」
ツ「ど…どーなってんの!?」

リ「幻覚だぞ」
ツ「げんかく!?」
リ「互いに譲ることなく幻を作り出す 息をつかせぬ騙し合い
  こんなすげー戦いはめったに見られるもんじゃねーぞ」
ツ「…げんかくってたしか前にも…!」
『思い出しましたか?』
ツ「骸の地獄道!!」
獄「10代目!! やっぱりあいつは骸なんスよ!」

ツナは悩む―
もし骸だったとしたらどうゆうつもりでここに来たのか…
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