長編≪リボーン≫

□27話「剣VS.剣」
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「「それでは 雨のリング S・スクアーロVS.山本武 勝負開始!!」」

の合図と同時にスクアーロが走り出す。

ス「とばすぜぇ!!!」

スクアーロは山本に向けて剣を振るがそれをしっかりと避ける山本。
しかしスクアーロは仕込み火薬で攻撃をする。
それが爆発して水が噴水のように上にあがる。

ス「ほう よけたか」
山「あっぶねー あんたに負けてから毎日やってたイメトレのおかげだな」
ス「イメトレだぁ? カスがぁ こいつもイメージ……」

スクアーロは言いながら走り出す。

ス「できたかぁ!?」

山本からはスクアーロの姿が消えたように見えた。
が 後ろから攻撃を仕掛けるスクアーロ。
それをしっかり見破る山本。

ス「ゔお”いっ!! あれがオレの力だと思ったら大間違いだぁ!!」

山本の近距離で仕込み火薬を飛ばす。

ディ「あの距離では!!」

ドォォォンッ

獄「!!」
ツ「山本!!」

スクアーロは笑っていたがすぐ険しい顔になる。
山本は立っていたからだ…

ツ「な…なんだ!? あの煙の形…!?」
リ「山本の奴抜いたな」
ツ「え?」
『どういうことです?』
リ「これが時雨蒼燕流 守式 七の型 繁吹き雨」

ス「何だとぉ!!?」

これにはスクアーロもヴァリアー一行も遠くから見ていた雲雀も驚いていた。

ツ「す……すごい! ロン毛の爆風をかわしたよ!!」
ディ「あれが山本の時雨蒼燕流 まだ粗さはあるがこの短期間でよくここまで…」

リボーンは山本の成長スピードにおどろいていた。

リ「いくら野球で鍛えた体力と反射神経があるといっても 
型を覚えるのと実践でつかうのとではまるで次元が違う話だからな 
ましてや命がけの勝負だ カタギの人間がいきなり臆することなく戦えるとしたらよほどのバカか…」
『生まれながらの殺し屋ですね』
〈山本のお父さんも刀を扱っていたらしいからね〉
『すごいですね』

ツ「なっ!何言ってるんですか!!山本が殺し屋なんて!!」
リ「ま どっちみち 山本に目を付けたオレが一番すげーんじゃねーか?」
ツ「結局 自分の自慢話かよ!」
ディ「……だが…これ以上時雨蒼燕流に頼るのは危険だ」
ツ「! またディーノさんそんなこと… だって実際に技が効いてたんですよ?」
『確かに…少し心配ですね』

そういってるとスクアーロが態勢を整えてまた山本に向かって走り出す。

ス「ゔお”ぉい!!! 図に乗るなあ!! ヒヨッ子があっ!!」

またしても火薬で爆発されてしまう。
山本の退路は防がれる形となってしまった。
スクアーロはそこをたたくつもりだ…山本は考える。

山「えーっと… こんな時は… こいつだ」

山本は剣先を見ずにつけて思い切り上に振り上げる。
スクアーロの前に水の壁が出来上がる。
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