長編≪リボーン≫

□24話「仲間」
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嵐のリング争奪戦が開始してから3分が経過したころ―
獄寺はベルフェゴールが気流を読むというのに驚いていた。

べ「嵐の守護者の使命って知ってる? 常に攻撃の核となり休むことのない怒涛の嵐
  オレにはできるけど お前にはできないね」

シャ「何 つっ立てんだ 立ち止まるな隼人」

またもや獄寺に向けて大量のナイフが飛んでくる。
なんとか避ける獄寺。

獄「ふざけやがって!! これじゃあ攻撃に移れねぇ!!」

レ「スキのない流れるようなナイフさばきで相手の一切の攻撃を封じる」
マ「この風の中でこんなことできるのはベルくらいだよ」
ス「はんっ!」

獄寺は飛んでくるナイフをよけながら場所を移動することに決めた。
扉に仕掛けたダイナマイトが爆発して―

べ「爆発に乗じて隠れたつもりかよ 隠れんぼだぁ〜い好き」

獄寺が逃げ込んだのは理科室。
息を切らしながら策を練る。

獄「あのナイフと正面向いて やり合うのは分が悪い 
  トラップ張って死角からチャンスをうかがうしかねーか……」

だが 場所がベルからはわからないはずなのに獄寺のところにナイフが飛んでくる。

獄「な!? どっから来やがった!!」

モニターを見ていたツナたちも驚きを隠せない。

ツ「ベルって人まだ廊下にいるよ!!」
バ「では相手が見えていないのに!?」
『厄介ですね…』

べ「かくれんぼ好きって言ったじゃん オレ王子だからさ おまえらパチもんとはデキがちがうんだよね」

ベルが飛ばしたナイフは獄寺に命中し深手を負った。

ツ「獄寺君!!」

獄「いって―!! なんでだっ!」
べ「うしし もう 大当たり? 嵐の守護者がこれじゃあお前のボスも知れてんな」

この一言で獄寺に火をつけた―
獄寺はどーして死角からなげて当たるのか考える。

シャ「そーだそれでいい 天才だろーがその技にゃ必ず」
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