長編≪リボーン≫

□17話「嵐の予感」
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襲撃事件から一か月とちょっとがたち平和な日々を過ごしている梨佳。
今日も風紀委員の仕事で応接室にいる。

雲「梨佳 コレ たのんだよ」
『は? 何ですこれ…』
雲「大丈夫サインしてくれればいい」
『はぁ…』

こんな感じで雲雀の近くで作業することが多い梨佳。
そこに―

草「委員長 お届け物が…」
『届け物? 珍しいね』
草「それでは私は失礼します」
雲「ああ 梨佳 開けていいよ」
『なんで……わかりましたよ』

梨佳はしぶしぶそれを開けると…
指輪を半分にしたものがひとつ―

『指輪…?』
雲「何それ」
『不完全な指輪みたい…』
雲「ふぅん 興味ないね」
『でしょうね』

梨佳は不思議に思っていると 耳に声が届いた…

『ん? 恭弥何か言った?』
雲「何も言ってないよ」
『あれ?』

しかし聞こえてきている ノイズ交じりの最近聞いた声が…

≪…梨佳…黒曜…ランドに―≫
『え?』
雲「どうしたの?」
『…っ…ちょっと出てくる! すぐ戻る!!』
雲「ちょっ…」

梨佳は窓から飛び降りる。
雲雀は窓の外を見るともう姿がなかった…
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