長編≪リボーン≫

□11話「お花見」
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春の陽気に眠くなるころ 梨佳の携帯が鳴る。
そこにはよく知る人物からの電話だった。

『何か用でしょうか…?』
雲【やあ 一緒にお花見しようよ】
『一人でどうぞ』
雲【つれないね でも行くこと決定だから】
『なんなんですか…』
雲【それじゃ並盛公園で待ち合わせよう 来なかったら わかってるよね】
『なっ! って…切れてるし…』

雲雀からのお誘い断れずに電話が切れてしまったので仕方なくいくことにした。

公園に向かった梨佳は異様な光景を目の当たりにする。

獄「るせ」
「はがっ」

獄寺が風紀委員を蹴り上げたところだった。

ツ「獄寺君!」

雲「何やら騒がしいと思えば君達か」
ツ「ヒバリさん!! あ この人 風紀委員だったんだ!」
雲「僕は 群れる人間を見ずに桜を楽しみたいからね 彼に追い払って貰っていたんだ
  でも君は役に立たないね あとはいいよ自分でやるから」
「い…委員長」
雲「弱虫は 土にかえれよ」
「がはっ」

『なっ! 恭弥!』
雲「おそいよ」
ツ「神崎センパイ!」
雲「見ての通り僕は人の上に立つのが苦手なようでね 屍の上に立ってるほうが落ち着くよ」
『趣味の悪い……大丈夫ですか?』

梨佳は倒された風紀委員を起こしているとツナたちの後ろから―
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