『 Bonta della natura』

□五話
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京「突撃! 守護者の部屋でーす!」
ハ「山本さん! いますかー!」

目の前の扉をノックして声をかける二人。
すると少しして部屋から出てきた人—
私を迎えに来てくれた人だった。

山「お! もう来たのか! 入れ入れ!」
「「お邪魔しまーす!!」」
ク「お邪魔…します」
山「天野も入れよ!」
〖はい…〗

まだこの人のテンションについて行けない…。
苦手だ…。

山「改めて オレは山本武ってんだ! よろしくなっ」
〖天野うしお…です…三度目くらいになりますが…〗
山「そうか? 細かいことは気にすんな!」
〖はぁ…〗
京「それにしても山本君の部屋って感じだね!」
山「そうか? 昔の部屋のまんまなんだ 少しいらねぇーのとかもあったからちょっとちげぇーけど」
ハ「さすがに中学校の時のとかいりませんもんね!」
山「ん? 野球やってた頃のは持ってるぜ!」
ハ「はひっ! ボールもバットも残ってる…」
山「腕なまっちまうと勿体ないしなっ」
ハ「デンジャラスです…」
〖武器は刀何ですね…〗
山「おう! 刀も数本持ってんだがそれは練習用だ」

部屋の片隅に使い古された刀が数本置いてあった。
相当の練習量が見て取れた。
そして机の上に陳列されたDVDが目に入った。

〖剣帝への道…?〗
山「ヴァリアーの奴が送って来たんだ これを見て修行をしてたりする」
〖へぇ…〗

ヴァリアーの剣士っていったら一人しか出てこない。
ディーノの友人—スクアーロ—…。
腕は本物だと思う。
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