長編U≪リボーン≫

□82話「代理戦争 4日目―」
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虹の代理戦争 4日目 午後3:00―

腕時計の音が鳴り響く。

【バトル開始 1分前です 今回の制限時間は90分です】

開始の合図と同時に復讐者達が現れた。
各チームが別々の場所にいた。

バミューダはリボーンのいる場所へと向かい返答を聞こうとしていた。
しかしリボーンは「仲間にはならない」と返答をした。

【バトル開始】

それを聞くと同時にイエーガーは獄寺に攻撃をして首を切り落とした。
しかしその感触が人形であることがすぐ分かった。
高機能の機械を入れた人形を各場所に置いただけだったのだ。
天才科学者とメカニックたちの手伝いが役に立った瞬間である。

そしてツナ、炎真、バジル 3人が復讐者1体を相手するという。
しかし復讐者の両脇に置いてあった鞄のようなものから出てきた人物に驚かされることになる。

その人物とは―魔導士の人形(マジシャンズドール) ジンジャー・ブレッド―だった。
未来で戦った相手の一人だった。
どうやら復讐者の一人が人形作りをした その人形に戦荒らしをさせていたという事だった。
この人形の通り名は―滅亡するファミリーの予兆で戦場に現れる―というものだったが―

ヴィ「この子達が人知れず 自力でファミリーを滅亡させていたのだ!」

これにはツナたちも驚くしかない。

ジンジャーは2体。
それは同時に攻撃を仕掛けてきたが一瞬でバジル達にやられてしまう。
復讐者は油断をしていたようでツナが近くにいたことに気付くのに時間がかかった。
すぐにバトラーウォッチを壊されてしまった。

それを確認して別の場所に現れた復讐者のもとへと飛んでいく。

一方イエーガー達のところには骸、XANXUS、スクアーロ、ディーノ、白蘭だった。
名付けて連合チーム。

これが決まったのは連合チームの強さで決まったわけではない。
性格で決まったのだ。
己が倒すと聞かない男どもの集まりだった。
しかしこれにも焦ることなくバミューダはこういった。

バ「なるほど でも君達の作戦には重大な欠陥があるな
  ビッグビノ君とスモールギア君の戦闘力を低く見積もりすぎた」

この2体がいる場所には山本、獄寺、フラン、クロームが戦っていた。
だがビックビノという復讐者によって幻覚が破られてしまい、獄寺のSISTEM C.A.Iが崩され山本の刀も折れてしまった。

山「クローム フラン!! 逃げるんだ!!
  こっから先はオレ達にまかせとけ!」
獄「よくやってくれたな おかげで ここまでは随分やりやすかったぜ」
ク「でも…!」
獄「早く行け!! 死にてえのか!!」

また ビッグビノに攻撃を放たれたと思った瞬間 4人は浮いていた。

どうやら3人が間に合ったようだった。

ビッグビノの本当の姿を目の当たりして、スモールギアの武器も変わっていた。

武器が変わった2体にツナたちは手も足も出なかった。
3人では戦況的に厳しいと感じた山本と獄寺は2体の動きを封じるように動き出した。

獄「クローム!! 例の奴を頼む!!」

クロームはうなづいてフランに―

ク「フラン!! ヴェルデの装置で獄寺君と山本君の体をガードするの!!」
フ「えー…何言い出すんだこのアマ 師匠に余計な事するなって言われてるし疲れてるし怖いし面倒くさいですー」
ク「フラン!!」
フ「じょ…冗談です…そのかわりうまくいったらホッペにチューしてくださいね」
ク「え? 早く!!」
フ「材質は?」
ク「セラミック!!」

すると獄寺と山本の身体が何かに覆われていく。
そのあと獄寺のボムによって2体のバトラーウォッチが破壊。
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