長編U≪リボーン≫

□80話「黒幕」
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ツナと復讐者の攻防戦が続いていた。
夜であるにも関わらず明るいと感じてしまうほどに―…。

ヴェ「こんな戦い方をしていては一瞬にしてボスウォッチがパーだ!!」
リ「いいじゃねーか 俺がそーしろって言ったんだからな」

ヴィ「旋回を止めることはできぬ!!」
ツ「最初から止めるつもりは…ない!!」

ツナは一瞬にして復讐者の前から消える。

骸「!!」
『きえ…ましたね……』

この事態に誰しもが驚いた。

復讐者は方向を変えつつツナを探す。
すると復讐者の回転の渦中からオレンジの炎が灯る。
そして渦を覆うように炎が上がる。

ヴェ「あれは大空の炎!! 何だと!! 沢田は竜巻の回転と同じ方向に外側を回っているのか!?」

M「何の意味があんのよ!!」
骸「敵と同じ方向に運動をすれば旋回と激突するときのダメージが軽減される」
『さらに同じスピードになれば敵が止まって見えるという訳ですね』

リ「ああ だが これほど激しい動きをすれば…」

『ボスウォッチが耐えられるか…ですね…』

ツナは復讐者に追いつき姿を確認すると拳を渦に突っ込む。
すると何かが降り注いできた。
それは―

ヴェ「血か!」

復讐者の回転は次第に弱くなり 血を吹き出しながら地面へと落ちていく。
そして力尽きるとき―…。

ヴィ「負け…た…見事…だ」

そういって気絶した。
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