長編U≪リボーン≫

□79話「石になったおしゃぶり」
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ツナたち、リボーンチームと骸たち、ヴェルデチームは復讐者を共闘で倒したかに見えた…
しかしそこには人間だったであろう体におしゃぶりが―
それは石のように見えるおしゃぶりだった…。

骸「これが復讐者の正体…」
『気味悪いですね…』
ツ「に…人間…?」
骸「恐らく!」
犬「まっ 待ってくらはい 骸さん! た…たしかに顔はあるし服も着てるびょん…
  でも…メチャクチャ…スプラッタな感じなんれすけど…」

ヴェ「それよりおしゃぶりだ!! なんだ!? あの石のようなおしゃぶりは!?」

「まずは褒めておくぞ」

復讐者の一人が話始める。

「我らのロープを剥がし この姿を見たのは貴様達が初めてだ
 貴様達は一時的とはいえ人間の力を超えたといってよかろう」

リ「それは 暗に やはり お前達は人ではないと言ってるんだな
そして胸に提げてるのはどこでも手に入るようなもんじゃねえな
  オレ達アルコバレーノとまったく同じ形のおしゃぶりだ
  なぜ お前達がそんなもんを提げてんのか 説明してもらうぞ」

「それはできぬ バミューダの許可なくしては」

ヴェ「バミューダだと!?」
リ「お前達を代理にした透明のおしゃぶりのアルコバレーノだな」
ヴェ「あいつは一体何者なんだ!? いかがわしすぎる!!
   チェッカーフェイスと結託してグルになってるのではなかろうな!!」

これに復讐者は3体とも葉をかみしめて 1体が答える。

「それはない!!」

ヴェ「!!」

ツ「!!」

「バミューダがチェッカーフェイスと組むなど未来永劫あるはしない!!
 バミューダこそアルコバレーノの中のアルコバレーノ!!」
「コレ…イジョウ…語…ルナ…」
「心配するな 我々の姿をみた事実も話を聞いた事実も抹消する 奴らの肉体ごと 全て」

骸「おやおや どうやらふりだしに戻りましたね」
『戦うしかないようです』

「ふりだしではない」
「先程ノ我々トハ…チガウゾ…本気デ戦ウ…」

復讐者はツナたちに向かって走ってくる―

ツ「来た!」

ツナの前に山本が立つ。
そして刀を構えて…。

山「逆巻く雨」

「くだらぬ」

復讐者は山本の攻撃をいとも簡単に振り払い山本も飛ばされてしまう。

獄「山本!!」

獄寺、千種、犬は地面から出てきた鎖に動けなくされ空に飛ばされてしまう。
その鎖の先にいたのは残りの2体…鎖を巧みに操り三人は地面に叩きつけられる。

ツ「みんな!!」
骸「千種…犬!!」
『そんな…!』

ヴェ「これが本気!!」
リ「今までとは段違いに強え…」

ツ「来る!」
骸「くっ! 梨佳っ 下がりなさい!」
『でも…っ!』
骸「いいから!」
『っ…』

梨佳は骸の背中に隠される。
ツナはXカノンを復讐者に向けて撃つ。
しかし避けられてしまう。

ツ「骸!! オレがひきつける!! 仕留めてくれ!!」
骸「いいでしょう M・M!! フランを起こしなさい!」

M「それがダメなの!!」

骸「?」

M「さっき一度目を覚ましたんだけど 復讐者達を見たら…」

フランは死神だと勘違いして気絶してしまったようだ。

骸「おやおや」
『兄様…』

M「ひっぱたいて起こす?」

骸「いいえ そうなっては起きないでしょう」

骸はフランの力に頼りすぎていたことを悔いる。
それでは周りのずるい大人と同じだと思い―

骸「一人で充分!!」

と また幻獣 喰骸鴉をだす。

また無数の鴉たちが復讐者達を襲う。
しかし…
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