長編Ⅱ≪リボーン≫
□76話「代理戦一日目」
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並盛民宿では―
鈴「ダメよ 私達 学生の本分は勉強 赤ん坊の世話をしている暇はないわ 返してきなさい！」
炎「え…やっぱりだめかー」
スカ「そんなあ…」
流「っていうか…そんなのどこで拾ってくるんだよ…」
ら「でも そうだろお アーデル おいら達みんなで世話したらせきないかな」
炎「らうじ」
加「オレちんおむつの世話とか嫌だぜ～」
青「結局 乳くさくてかなわん！」
流「第一 家計的にミルク代…おむつ代なんて出せないよ…」
炎「ですよね…」
スカルは聞いていて不審点があり黙っていた口を開く―
スカ「って おい ちょっと待て！！ オレを赤ん坊扱いするな！！」
鈴「ダメでしょ 炎真！ 人と話すときはヘルメットを取らせなさい！！」
炎「あ」
スカ「ごもっとも…」
炎「はずそ」
スカ「ああ…」
スカルはヘルメットをとる―
するとメイクをしている顔が出てくる―
スカ「だから待てって！！オレに命令するな！！ オレは最強の“選ばれし8人”なんだぞ！！」
鈴「まっ メイクしてるの！？」
炎「こんな顔なんだね」
スカ「きっ 気安く見るな！！ これは呪いでなった仮の姿だ！！ 本当のオレは超イケメンなんだ！！」
流「……選ばれし8人……」
青「流 どうしたんだ？」
流「いや…」
加「ほお～ イケメンの赤ん坊ねぇ～」ﾌﾟｯ
加藤ジュリーのイメージは赤ん坊の姿のまま キリっとしている顔だった。
スカ「ちっ ちがうぞ！！ そこは陥りやすい間違いなんだ！！呪われる前のオレは7頭身以上あったんだぞ！！」
青「結局 ほら吹き小僧か」
鈴「赤ん坊でなければ粛清するところだわ」
スカ「ウソじゃない！！ “虹の呪い”でアルコバレーノにされたんだ！！」
し「アルコバレーノ？」
ら「っていうと確かあ…」
炎「ツナ君とこのリボーンと同じ仲間なんだよ」
スカ「仲間でなく敵だ！！ とにかくお前達はオレのために戦えばいいんだ！！」
ら「戦う？ どおしてだい？」
鈴「何を言っているのです 説明しなさい 炎真」
炎「それが 僕にもちょっと…」
スカ「さっき5回も説明したではないか！！ お前バカだろ！！
お前達シモンファミリーはスカル様の“虹の呪い”を解くために戦うのだ！！」
流「さっきからこう言ってるの…炎真…」
炎「うん…」
流「それじゃあ…伝わらないな…」
スカ「何！？」
鈴「わかりました」
スカ「お！」
鈴「ごはんを食べて眠った所を返してきなさい 炎真 そんな変な赤ん坊」
スカ「この女 話が通じない～！！」
炎「やっぱりだめかー」
流「スカルって言ったっけ？ 一つだけいいかな…？」
スカ「なんだ？」
流「物を頼む態度が違うんじゃないか？ 上から言われて「うん いいですよ」って言う奴いると思う？」
青「結局 流の奴キレてるな…」
加「ああなったらもう無理だな」
流「説明ベタで何もわからない 伝えたいことを箇条書きでもいいから書いて持って来いよ
今の説明で炎真もそして僕たちもわかると思ったら大間違いだ 出直してこい」
スカ「………」
スカルは口を開けて黙ることしかできなかった…。
流「アーデルハイト…お腹すいた…今日はご飯何？」
鈴「今日は―…」
スカルは一体どうなるのか…