長編U≪リボーン≫

□70話「シモンの最期」
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雲雀と梨佳が草むらに目を向けるとそこには二人の影―

「おっとあぶね〜」

出てきたのは―

加「見つかっちまっちゃしょがねーなあ」

鈴「!!…ジュリー!!」
流「……」

そして加藤の隣には―

ツ「あっ! クローム!!」
『凪っ!』

鈴「ジュリー…炎真のことは…頼めるわね」
加「ああ まかせとけ お前達はよくやったさ アーデル 流」
流「……」
鈴「ジュリー…」
加「ヌフフッ これでオレちんもキレイさっぱり シモンに見切りをつけられる」

獄「!?」

流「っ貴様!! やはりお前が!!」
鈴「ジュリー!?」

『彼ですか…』

加「もうヘタな芝居うつ必要がなくなったのよ」
鈴「……!」
加「アーデル お前はシモンをひっぱるために必要な精神的支柱を果たしていたが
  連れ去られるんなら事実上の解体だ シモンの守護者ももうすくねーし
  完全覚醒目前の炎真も精神的に引き返せないところまできてるから問題ない」
流「ジュリー!! 炎真に何をした!!」
鈴「何を……言っているの?」

ツ「……!」
獄「仲間割れか!?」
リ「やはり一枚岩ではなかったな…恐らく あいつがシモンの黒幕と関係している」

加「お いい勘してんじゃん アルコバレーノ
  ここまでくればボンゴレ側にも隠すこたねーよな いいや むしろ 挨拶をした方がいいですね」

加藤は姿を変えて―

D「腐った若き ボンゴレ達よ」

ラ「変わったもんね!!」
ツ「! あれはさっきの!」
『ロミーナの兄 D・スペード…』

ツ「そんな…こんなこと…」
獄「ユ…ユーレイなのか!?」
リ「常識ではこの時代に存在するなんてありえねーな 正真正銘のD・スペードなのか?」
D「信じようが信じまいが私は存在する」
『初代が存在するなんて…』

D「お前のような男が生まれる限り私はあり続けるのです 沢田綱吉」
ツ「!?」
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