長編U≪リボーン≫

□66話「継承式」
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当日―

ツナたちは式場に到着していた。
そこに声をかけてきている人がいた―

ロン「はいはーい!! 沢田ちゃーん!! お元気―!?」
獄「あいつはトマゾファミリー8代目候補 内藤ロンシャン!」
ロン「学校サボってるのに覚えてくれててうれしーよ! 沢田ちゃん!!」
ツ「ハハ…」
獄「オレは忘れてたけどな」
ロン「つれないこと言わないで!! 獄ちゃん晴れ舞台だね〜!!」
獄「その呼び方やめろっつってんだろ!!」
ロン「山本ちゃんもがんばってね〜!!」
山「え あ ああ」
ロン「もしかしてアガッテる!? らしくなーい!! んじゃ他のファミリーに挨拶行ってくる〜!! まったねー!!」

台風のように騒がしくするだけして消え去っていくロンシャン。

クロームは山本に気付かれたのかと思っていたのかホッと息をつく。

ツ「うまくいってるよ クローム」
ク「……ボス」

そうー山本は動くことができないが継承式は参加しなければならないので
クロームに無理言って幻覚を使っている。

そしてまたそんなツナたちに声をかけるものがいた。

ディ「元気か弟分!!」
ツ「ディーノさん!!」
ディ「まさかこんなに早くこの日が来ちまうとはな 兄貴分としても鼻が高いぜ!!」
ツ「ハ…ハハ…」
ディ「未来での戦いの記録はユニから預かった また いつかゆっくり話そうぜ」
ツ「はいっ!」

そんな和やかムードに怒号が響く。

ス「ゔお“おい!! 久しぶりでもねぇかあ!! カス共ォ!!」
≪ちゃおー!≫
了「奴らも極限に若いな!!」
ディ「相変わらずだな スクアーロ XANXUSは…」
ス「ウチのボスは欠席だぁ!! 来るわきゃねえ!!」
≪行きたくないってわがまま言ったのよ≫
ス「ゔお“ぉい!! 稽古をさぼってねぇだろーなぁ!」
山「ハハッ もちろんだぜ!!」
ス「!」
≪!≫
ディ「!」
ク「……!!」
ス「ゔお“ぉい沢田 面かせ〜」
≪話してもらうわよー≫
ディ「こいツナ」
ツ「わっ」

幼馴染組にツナは連れていかれ 小声で話始める。

ス「山本武はどこにいるわけありかぁ?」
ツ「い“っ」
≪沢田君が言ってこない限り突っ込むつもりはないけど≫
ディ「何でも相談してこいよ 力になる」

そして離れて―

ディ「んじゃー後でな!!」
ス「行くぞぉ てめーら! ユリアも行くぞ!」
≪はいはーい 梨佳によろしく伝えておいて!≫

ク「……やっぱり私の力じゃ…」
マ「いい線いってるよ」
ク「!!」
マ「よほどの超のつく達人じゃなければ気づかないレベルの幻覚だ 自身を持ってやりきることだね」

どういう風の吹き回しなのかアドバイスをするマーモン。

ク「…ありがとう」
マ「足はなせよ」
べ「やーだね♪」
≪二人とも早くー!≫
マ「ユリア 抱っこして ベルがいじめてくる」
≪いいけど…ベルもあんまりいじめちゃだめだよ≫
べ「いいんだよ だってオレ王子だし」
≪意味わからん!≫
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