長編U≪リボーン≫
□57話「真6弔花の本気」
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ボンゴレ地下アジトに現れたのは―
ザ「バーロー みっけたぜ ユニ様と白いおしゃぶりの女」
獄「マグマ野郎!!」
ツ「た…たしかザクロって男だ!!」
フ「どーやってこのアジトの場所を!」
ジャ「しかもこれほど簡単に侵入を……!!」
ザクロは左手をぽっけから取り出し 掌にあるものを床に落とす。
ザ「転送システムがぶっこわれて外へふっとばされ
無線もレーダーも粉々になった時はどうなるかと思ったが……ん〜……」
ザクロは余裕なのかあくびをかます。
ザ「なんとかなるもんだな」
獄「野郎ふざけやがって!!」
山「変な奴だな」
と獄寺と山本が武器を取り出して戦おうとするがそれを止める腕が伸びる。
≪スクア―ロ…≫
ス「てめーらじゃ役に立たねぇ ユニを連れてさっさとここから去れ!」
獄「!!」
山「スクアーロ!!」
ツ「ええ!? 去れって……でも…一人で!?」
ス「わかんねーのかぁ!!すでにお前らは攻撃されてんだぞぉ!!」
獄「!!」
そうザクロはずっと嵐の炎をツナたちの方に飛ばしているのをスクアーロが雨の炎で守っていたのだ。
バ「目に見えない嵐の炎!! スクアーロが雨属性の鎮静の炎で相殺している!」
リ「スクアーロがいなきゃオレ達はとっくに灰だったな さすがヴァリアークオリティーだ」
山「オレも残るぜ スクアーロ!」
ス「うぜぇ“!!」
山「!?」
ス「まだオレのことが わかってねぇーなぁ…!」
≪でたよ…≫
ス「そろそろ一人でゆっくり静かにひっそり暴れてぇーんだぁ!!!!」
スクアーロのキレ方に驚いたものが多かっただろう しかしリボーンは笑う。
山「ハッハハ!! そーいやそーだな♪」
獄「鮫は動き続けないと死んじまうって言うしな」
リ「今それカンケーねーぞ」
獄「なっ!!」
山「いこーぜ ツナ! スクアーロが大丈夫ってんなら大丈夫だ」
ツ「わ…わかった!! じゃあみんな…アジトから出ようか…?」
≪スクアーロわかってんでしょうね…≫
ス「ハッ! オレが死ぬかよ ラウルを連れていけ」
≪っ……死ななきゃいいわ 深追いはすんじゃないわよ!≫
《パパン!》
ス「ラウル! 泣くなぁ! 男は泣くんじゃねぇー!」
《うっ…》
ス「ママンを守れ…いいな」
《うんっ!》
≪って…まだ3歳児よ!!! ラウル 行くよ!≫
《パパン! ちゃんとかえってきてね!!》
ス「ああ…帰るさ…お前らのもとになぁ!!」
ユリアは後ろを振り向かずラウルを抱えて走る。