長編U≪リボーン≫

□55話「勝敗」
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了「おお!!」
ディ「やったな!」
リ「山本も確実にメローネ基地ん時よりパワーアップしてんな」

幻騎士を倒した山本にボンゴレ側は歓喜に沸いていた。

幻「なぜだ ボンゴレといい貴様と言い…なぜとどめをささない」
山「オレ達は人殺しじゃねーからな」

ス「……」
≪まぁまぁ…彼らのいい所よ!ね!≫

幻「……後悔するな…オレは白蘭様のために いずれ必ず目的は遂行する」
山「ああ 望むところだ」

しかし幻騎士の様子が途端におかしくなったのだ。
体から雲の炎が出てきた。

山「?」

どうやら白蘭は最初から幻騎士は駒であって決して使えるから生かしていただけのようだ。
桔梗の仕込んだものが彼をむしばみだす。

幻騎士を包んでいくもの。
命を救ってくれた過去から白蘭を慕ってきた幻騎士にとって絶望そのものだった。

京子たちはこの光景を見せられないとリボーンの計らいで別室に連れていかれた。
梨佳は桐弥を抱きしめその光景を見せないようにするのがやっとだった。

幻騎士は桔梗の技でどんどん締め付けられ最後は破裂―
そこに残ったのは血のみ…

山「幻騎士ーーー!!!」

幻騎士の炎反応も消えた…

ツナたちは信じられなかった・
だがー

入「これが…僕たちが戦っているミルフィオーレの……白蘭さんの正体だ…」

『っ…』

梨佳は左腕の傷跡がちりちりと痛み顔をゆがめた。

桐弥「母さん? 痛い?」
『大丈夫ですから…』
桐弥「でもっ!」
『大丈夫 だから泣きそうな顔しないでください』
雲「……」
桐弥「母さん…」

桐弥の頭を撫でて落ち着かせる。
その時―

ツ「勝とう」

『!』

ツ「世界のためとか…7³とかいわれてもピンと来なかったけど…
  白蘭がみんなをひどい目に遭わせてるのは間違いないんだ!!」

『ツナ君…』

入「よし!! 一気にたたみかけよう!!」

こうして作戦を変更。
山本とツナで攻撃、獄寺は守備と入江の指示でまとまっていく。
しかし標的に向かう最中おかしいことに気が付いたツナ。
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