長編U≪リボーン≫

□52話「第二段階終了と」
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ホログラムのリボーンは連絡が入ってきたことに耳を傾けた。
そしてニヤリと笑い―

リ「たった今ジャンニーニからイタリアの主力戦の情報が入ったぞ
  XANXUSが敵の大将を倒したらしい」

「「!!」」
獄「マジっスか!!」
『よかった…』

しかし入江はフラフラしながら―

入「せっかくのニュースに水を差すようだが喜ぶのはまだ早いな」
『入江?』
入「大将を討っても兵力に圧倒的な差がある ミルフィオーレが新しい大将をたて長期戦になれば…」
リ「敵は撤退をしはじめたそーだ」
草「おおっ!」
入「え!?」
獄「ってことは!?」
『大勝利ですね』
リ「まーな」
入「これならいける!! ボンゴレの戦力は想像以上だ!! 主力部隊を追い込むなんて!!」

するとその場にはいない声が基地に聞こえてくる。

【いいや ただの小休止だよ】

これはイタリアにも聞こえていた。

【イタリアの主力戦も 日本のメローネ基地もすんごい楽しかった】

するとホログラムで姿を現したのはー白蘭だった。

ツ「わあっ!!……こ…こいつが…」
入「白蘭さん!!」

【ボンゴレの誇る最強部隊の本気が見れちゃったりして前哨戦としては相当 有意義だったよね♪】

XANXUSもこの言葉に引っ掛かりを覚える。

【メローネ基地で僕を欺こうと必死に演技する正チャン面白かったなぁ】
『ばれていましたか…』
【うん バレバレだよ 
 確かにこの戦いを逆に利用して敵に寝返る計画はよくできていたし
 正直 ボンゴレと手を組むなんて思ってなかったけど
 正チャンがいつか的になるのは想定の範囲内だったからね
 だって昔からずーっと正チャン 僕のすることなすこといつも否定的な目で見てたもん】
入「!! ………あなたは………間違ってる!」
【ほーらきた まぁ 好きにすればいいよ どちらが正しいかは今にわかるし
 しっかし正チャンもつくづくもの好きだよね
 まだケツの青いボンゴレ10代目なんかに世界の命運あずけちゃうなんてさ
 本当はこのまま息つく暇なく戦力を投入してボンゴレを消すのは簡単なんだ
 でも ここまで 楽しませてもらったのは確かだし
 それに信頼してた副官に裏切られたとあっちゃ リーダーとしてのプライドにかかわっちゃうだろ?
 だから そろそろちゃんとやろーと思って
 沢田綱吉クン率いるボンゴレファミリーと僕のミルフィオーレファミリーとの
 正式な力比べをね もちろん7³をかけて
 次期的にもぴったりなんだ 正チャンやこの古い世界とのお別れ会と
 新世界を祝うセレモニーにさ♪】
『セレモニー…?』
入「待ってください 白蘭さん! そう簡単にいくでしょうか!?」
【お 元気だなー正チャン】
入「あなたはこの日本のメローネ基地に4人 イタリアに1人 計5人の6弔花を送り込み
  7つのうち5つのマーレリングを失っている
  もはや あなたは翼をもがれた鳥だ」
【う〜ん ま それが本物ならね】
『ニセモノ!?』

入江のマーレリングは翼部分が壊れてしまう。
これはγ達も然りだった。
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