長編U≪リボーン≫

□51話「白蘭の力と勝利」
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そのころ城では―

ジ「しししっ あっちゅうまにペッチャンコ ボンゴレ最強部隊消滅〜!! あ“〜はぁ”〜」

すると下の方から小さく声が聞こえる。

X「るせえっ」
ジ「!?」

物陰からは何かが動いているようにみえる。

オ「! 何だ…?」

XANXUSの手が光り輝いた途端持っていたワイングラスが砕ける。

X「ドカスが」

XANXUSは無線がうるさかったのかそれを潰す。
その後ろではベスタ―がラウルを守るように座っていた。

《ママン…パパン…》
「ガルルー…」

まだ3歳ではこの状況も怖いだろう。

ジ「とてつもなく目つき悪ぃー まさに不良軍団の大将だな 
  だけど実力はたいしたことねーんだってな 中学生に負けたんだろ?」

XANXUSは煩わしそうにしていた。

ジ「しーしっし!! 14歳の沢田綱吉に凍らされたんだぜ!! 激弱ってことじゃん!!
あれれ? どーした? 図星で言葉も出なくなったか? しししっ」

XANXUSはあくびをする。

ジ「! おい いつまで寝そべってるつもりだ? 
イスに座ったまま戦っていいのは王子のジル様だけだぜ」

XANXUSはいまだ黙ったまま。

ジ「てんめぇ 立場わかってんだろーな」

ここでXANXUSは手を出して人差し指で「かかってこい」とでも言いたげな合図をする。

ジ「カッチーン」
オ「ジル様 あなたの手を汚すまでもありません ここは私にお任せを」

そうして城を破壊した象をまた動かしていく。

オ「喰らうがよい 大地の鉄槌(マルテッロ・テッラ・テラ)」

またの破壊音が聞こえる。
ラウルは攻撃されるとおびえ耳をふさぐが何も起きないと同時に
身に覚えのある暖かさが包んでくれてることに気が付く。
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