長編U≪リボーン≫

□45話「修行と日常と」
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山「ツ…ツナ!!」
獄「10代目!!」

フ「何あれ…?」
ラン「ボールになっちゃった!!」
『あれは球針態 絶対的遮断力を持った雲の炎を混合した密閉球体』
雲「これを破壊することは彼の腕力でも炎でも不可能だ
  密閉され内部の酸素量は限られている早く脱出しないと
  死ぬよ」

これには獄寺たちも抗議する。

獄「ふざけんな!! てめーら10日ぶりに現れたと思えば10代目を殺す気か!!
  出しやがれ!!」
雲「弱者が土に返るのは当然のことさ 第一 沢田綱吉を殺す理由があっても
  生かしておく理由が僕にはない」

『あれが本物の殺意 この修行で一番必要なもの』
桐弥「父さん…」

獄寺たちはモノ申したいところではあったが各々指導者がつれていってしまう。

トレーニングルームに残るはフゥ太とランボ 梨佳たち
草壁 雲雀 ラル…そして球針態に閉じ込められたツナだけになった。

雲雀は何も起きないことであくびをしてしまう。
隣ではフゥ太がツナを心配していた。

梨佳は耳に入るノイズが気がかりでしょうがなかった。

そのころ雨の降る黒曜ランドでは一人の少女が迷い込んでいた。

ク「犬…千種…梨佳……どこ…?」

一方 ツナはボンゴレの業を見ていた。

ツ「やめろぉぉ!!!」

球針態から聞こえてくるツナの声。

草「酸素量は限界です 精神的にも肉体的にも危険な状態だ…」
ラル「これでは無駄死に以外の何物でもない! ただちに修行を中止すべきだ!!」
雲「君だろ? 手にリングをつけて戦うように沢田綱吉に指示したのは」
ラル「!」
雲「それは正しい そして 君の求める沢田綱吉になれるかどうか 
  彼は極限状態の中 器を試されているんだ
  最もこの若さでこの試練を受けた歴代ボンゴレはいないそうだが」

そしていつの間にか戻ってきていたリボーンとラルは目を合わせる。
少し経つと球針態が光りだし日々が入っていく。

ラル「なんだ!? 何が起きている?!」
草「恭さんこれは!?」
雲「球針態が……壊れる」

『これはすごいですね』
桐弥「母さん!」
『大丈夫です』

球針態から出てきたツナは成長を見せてかえってきたのだ。

フ「わっ!!」
雲「ふぅん」
ラル「あれは!!」
リ「越えたな」
『これで先に進めます』

ラル「まさか試練の末の形態だとはな…」
リ「オレも半分自信なかったけどな」
ラル「!」
リ「飛躍的なパワーアップと言われて 
  この伝説の試練しか思いつかなかったのが正直なところだ
  あんな答えで試練を乗り越えたのは 歴代ボンゴレでツナだけだろうがな」

『ボンゴレを壊す…ですか…なかなかおもしろいですね』

ツナはグローブを見て力を入れる。
すると大きなオレンジの炎が出てくる。
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