長編U≪リボーン≫

□45話「修行と日常と」
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朝から雲雀はスーツに着替えてアジトに向かうと言い始めた。

『いってらっしゃい』
桐弥「僕の修業は?」
雲「梨佳も来なよ 桐弥も見るだけでいいならおいで」
桐弥「わーい!」
凛「あーい!」
『この子たちは…』
雲「沢田綱吉を育て上げなきゃだからね」
『私たちの行く意味は?』
雲「見てなきゃやる気が出ない それに寂しいでしょ?」
『だっ! 誰が!!』
雲「昔からわかりやすいね」
『むー…パパは意地悪ですね』

梨佳は凛佳に言うが言われた本人は首をかしげるのみだった。

雲「それに一緒に入れる時間は限られてるからね…」
『あっ…』

それは雲雀と梨佳だからこそ伝わる言葉だった。

用意が終わって凛佳を片腕で抱き上げて荷物を桐弥が持つといういつも通りの外出スタイルで出る。
雲雀は先に行ってしまったので三人で向かうことになった。

トレーニングルームにつくとフゥ太達がすでについていた。

『フゥ太!』
フ「梨佳姉!」
ラ「梨佳だー!!」
『ランボ君 元気そうで何よりです』
桐「フゥ太兄ちゃんいつ戻ってきたの」
『最近だよ』
フ「桐弥ちゃんもこんにちは!」
桐弥「ちー」
フ「梨佳姉は腕…平気? 桐弥ちゃん抱っこするよ? ランボいるけど…」
『大丈夫ですよ 桐弥も手伝ってくれますから』
フ「そっか」
『にしても…恭弥 本気ですね…』
フ「うん」

ツナは零地点突破初代(ファースト)エディションを繰り出しているところだった。

『まだまだですね』

ツナは球体に包まれていってしまう。
穴も何もない球針態を作り出した雲雀。

桐弥「すごい!」
『あれがお父さんの本気ですよ よく見ておきなさい』
桐弥「はい!」
凛佳「ロー!」
『ロール すごいね』

まだ小さい娘には何が何だかわからないだろうが雲雀のハリネズミだということは認識しているらしい。
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