長編U≪リボーン≫

□43話「守護者最強」 
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山本たちはというと―

山「んじゃお互いにやりてーよーにやってみか」
獄「………」

リングをつけだし応戦するようだった。

ブラックスペルの人間が2人現れた。
山本はボックスを即座に開き 刀を持ち切りかかる。
獄寺もボックス兵器で敵を倒す。

これには梨佳も胸をなでおろす。
しかしここからが問題だった。

γ「ボンゴレの守護者ってのは 腰を抜かして方々へ逃げたって聞いたが
  こりゃまた かわいいのが来たな」

『あれはっ…!』

空に浮いている男―

γ「雨の守護者と嵐の守護者には違いないようだが
  随分と写真より若い…若すぎるな……後ろのお嬢さん…どうなってる」
『わかっていたなんて…さすがというべきでしょうか…』
γ「あんたは…なるほど…上が欲しがっている雪の守護者だな」
『……知らないですね…』
γ「ボンゴレってのは若返りの水でも飲んでんのか?」
『んなわけないでしょ? これは企業秘密です 黙って帰りなさい』
γ「そうはいかないんだよなー
  まあいい おまえらとやり合うと戦闘ってより お仕置になっちまいそうだな」
獄「このへらず口はオレが倒す お前らは手―出すなよ」
山「へいへい」
『隼人君! 待ちなさい!!』
獄「さっきの連中への貯金もある!」
山「……貯金?」

獄寺は走り出す。
もう我慢の限界が来ている梨佳。

獄寺はγに攻撃をするも防がれてしまう。

γ「そーいや 自己紹介 まだだったよな…オレはγってんだ よろしくな」
山「獄寺 ここは手ぇ組んだ方がよさそうだな」

しかし獄寺は山本に武器を向けて―

獄「っるせぇ」
山「獄寺…おまえ」
獄「組む気はねぇって言ってんだろ すっこんでろ」
山「そーかよ! なら お前ひとりで勝手にすりゃあいい」
獄「はなっからそのつもりだ ひっこめ」
γ「仲間割れか?」
獄「逃げやしねーから安心しろ お前の相手はオレがする」

『はぁ…もう勝手にするがいい…死んでも知らないですからね』

梨佳は冷めた目で獄寺たちを見やる。

γ「なら 遠慮なく行かせてもらおうかな」
獄「もう とっくに戦いははじまってるけどな」
γ「……ああ わかってる だがこの手はくどいな」

獄寺が仕込んでいたダイナマイトが爆発するもγは避ける。

γ「なんとかの一つ覚えか?」
獄「どーかな」

次にダイナマイトを投げてからボックス兵器で攻撃する獄寺。
これもγは見切っていた。
雷のバリアで攻撃を防ぐ。

獄「電磁バリアだと…? リングそのもののちからなのか!?」
γ「それほど驚くこともないだろう 
こいつはおまえらが破棄したボンゴレリングと同等の力を持つ マーレリングだ」

ガンマはボックスを取り出して開匣しだす。

γ「じゃあそろそろ しめていくぜ」

そのボックス兵器はビリヤードの球が出てきた。
それも雷をまとって。
ガンマはそれをはじき獄寺のまわりにうちこむ。

打ち込まれた球は雷を帯び始め獄寺に電撃を食らわせる。

γ「どうだ? ショットプラズマの味は…
  天国の扉は見えたか?」
獄「ぐぁ…」

獄寺は倒れこんでしまう。
山本はうつむきながらただ立ちすくむ。

獄「ぐ…球に帯電させた電気を地中でスパークさせたのか?」
γ「正確には電気の性質と極めて酷似した死ぬ気の炎だ
  純度を増すほどに切れ味が鋭くなるのが雷属性の炎の特徴でね 
  そこんとこしっかり味わって 召されな」

またもγはショットプラズマを打ち込もうとするが獄寺は避ける。
が次の行動には移せずγはそこを狙おうとするが―
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