けんかップル

3話
2ページ/5ページ

貴方side




今日は、授業が短縮で、早く終わった。



学校から家に帰ってきたら
玄関前で偶然、勝己ん家のおばさんに会った。






相変わらず、綺麗ですねー、お肌。


的な会話から始まって
最終的には、勝己と買い物に行くよう...頼まれてしまった。



買い物自体は全然イヤじゃなかったんだけど
勝己がいつ帰ってくるのかが分からなかったから
雄英の校門前で待つことにした。













待ち始めてから、ものの15分程度で
勝己がこっちに向かって、ものすごい勢いで走って来る。






「...あ!......勝己!」






もっと待つと思ったんだけど...。



...タイミングが良かったのかな?










「...さっきさ、おばさんに買い物頼まれちゃって...って...。」










走って来た勝己は、なんていうか...。



......すごく怖い顔をしてた。



その顔のまま、ズカズカこっちに歩み寄る。






「..........な...なに...。」






普通に怖いんだけど...。


...なに...もう何かに怒ってるの...?




私の目の前に立った勝己は...















爆「......勝手に来んな!!

...めんどくせえ事になっただろうが!」















と叫んで、いつもより強めのでこピンをしてきた。








「...痛っ...!?

......はあ!?...こっちこそ好きで来てねえわ!!」








いきなりの勝己の行動に
また、思ってもない言葉がポンポン出てくる。



...いや...今回はさすがに勝己が悪いと思うけど...!













爆「買いもんなら、家で待ってりゃいいだろうが!」






「ちょっとくらい見に来ちゃいけないわけ!?

高校、別なんだから...それくらいいいでしょ!」






爆「てめえが見つからなかったら、なんも言わねえよ!!」



「見つかったって、誰も私のこと知らないじゃん!」






爆「デクの野郎が咄嗟に吐きやがった!!

そのせいで、めんどくせえ事になってんだよ!」






「デクのせいにしないでよね!

いいじゃん、別に!...バレて何か問題あるの!?」









爆「てめえ、自分の外見も知らずにノコノコここに来てんのか!」









「...が、外見...?

...そりゃあ、まあ...女の子によくモテちゃう見た目だけどさ...。」





爆「それが問題だっつってんだよ!!」




「......はあ!!?」













また外見の話になって
ぎゃあぎゃあ言ってたら、ちょんちょんと肩を突かれた。








上「.........あ...あのー...??」








何やらキョトンとしている何人かの雄英生徒と
その後ろには、大げさに頭を抱えてるデクがいた。

次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ