相愛smell 2

4話
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緑谷side



リョ―くんは理解が早くて
教えた単元は、練習問題もすぐに出来た。




......出来たんだけど...。








リョ―「...名無しな。

...あいつ、結構サバサバしてるけど、照れるとおもしろいだろ。」




轟「...それは少し分かるな。」





リョ―「...なんつーか、すっげーパニックになる...っていうか。」





轟「...顔も赤くなるぞ。......割と。」





リョ―「......マジか。......俺あんま見たことないなー。

...じゃ、それ彼氏の特権っつうことで。」








緑「...あれ......勉強、どこいった......?」








とある一言をきっかけに、香野さんの話になっちゃって
それからずっと、話が途切れる気配もなく続いてる。



勉強はどこかに行ってしまった。







リョ―「他になんかない?......彼氏の特権。」





轟「......そうだな。

...普段見れない表情とか...かわいいところ多い。」





リョ―「......おー......。

......なんつーの?...............複雑。」



轟「ははは...それは、そうかもな。」







緑「...いや.........勉強、どこいった!??」







......うーん...これは...。



......どうにかして、勉強に戻るべき??



...けど...リョ―くん、だいぶ出来てるし...。






悩みに悩んでみたけど







リョ―「......あ。...そういえばさ。

......この前、名無しが言ってたんだけどさ...。」







緑「......あ......これはもうダメだ。」




戻るための声をかける間もない。


...勉強タイムはここまでかな......。
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