相愛smell 2
□3話
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貴方side
麗「...そういえば、ついこの前、轟くんが
香野の友達と会った
みたいなこと言ってたけど......。」
轟くんの話をしていたら
思い出したように、お茶子ちゃんは言った。
「......うん。
...学校の...というか、中学のころから一緒にいたメンバーを紹介した。」
麗「......えっと...確か......。
...リョ―くんと、ミキちゃんと......?」
「......マメ、ね。
みんな呼び方はあだ名だから......って言っても、もうそれが定着してる。
マメは、高校から一緒にいる。」
轟くんと会った時の3人の反応は
やっぱり、思っていた通りのものだった。
特にミキ。
ずっと何かしら質問してたし。
マメは人見知り発動で、リョ―の後ろ隠れてたし
リョ―はリョ―で、いつも通りというか。
......あ、でも...帰り際に1番仲良くなってたのはリョ―かも。
麗「...名前でしか聞いたことないからなぁ。
......うーん......私も会ってみたい。」
「...3人が轟くんと会ったのは、先週だけど
リョ―とは特に仲良くなったみたい。」
麗「......??......なんで?」
「...だって、今日...轟くん、リョ―の家に泊まるって言ってた。」
麗「..........え。」
さすがに予想外だったのか
お茶子ちゃんは、スプーンで掬ったアイスを口に入れる前に静止した。