けんかップル
□6話
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緑谷side
「......決めた！！
今日は、勝己の家に泊まる！！」
急に手をパンと叩いて、名無しはかっちゃんの家を指さした。
......まだ、その話決まってなかったのか...。
何やら言いたそうなかっちゃんに
「................ね？」
と、名無しは笑う。
爆「..........ッチ。」
その笑顔が、名無しらしくないくらい色っぽかったから
そういうことか、と分かってしまった。
...不可抗力...これは、不可抗力だ......。
「.....デク！......ありがとね！」
爆「......あ？......なんでデクに礼を言うんだよ。」
「...勝己の秘密、教えてくれたから！」
爆「......くっそナ―ド！！！！！
...てめえ、爆発させっぞ！！！」
緑「......っひ！！」
頭の中で、何度も「不可抗力だ」と唱えてた僕に
かっちゃんがまた、殴りかかろうとする。
「...またすぐ、そうやって言葉使い悪くなる！！
そんなんだから、強くたって人気出ないんだよー！」
爆「......あ？？......出すわ、ボケが！！！」
「その前に私の方が有名になってやる！」
爆「...てめえには無理だな！
まずは、あの個性どうにかしやがれ！」
「...はあ！！？
...ナメんなよ！...個性使わなくていいように、鍛えてんの！！」
爆「じゃあ、どんだけ鍛えてんのか...見せてみろや！！
普段から、俺の腹筋見ていちゃもんつけやがって！！！」
「...上等！！...見せてやろうじゃん！！」
また、こうやって...2人はちゃっかりいろいろ暴露しちゃってるけど
僕が聞いていることを、忘れないでほしい。
ケンカするほど、仲が良い
この2人のための言葉のように、思えて仕方ない。