けんかップル

4話
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貴方side











「......どーーーーーーーーして、バレた...!?」











買い物から帰ってきて
ご飯食べて、お風呂入って、ベッドに飛び込んだ私は

思わず、叫んだ。








なんで、あの梅雨ちゃん...?...は、付き合ってるって分かったの!?









爆「..........お前、分かりやすいんだよ。」









ベッドを照れ隠しも込めて、転がってたら
後ろからダルそうな声がした。









「...私のせい!??

これって、私のせいなの!?...ねえ!!」












爆「.....うるせえ...少し黙ってろ。」











私の机を使ってた勝己は
視線だけこっちに一瞬向けて、また宿題の問題集に向き直る。










「......黙ってろ、って...私の部屋に来たのは勝己でしょ!!」










爆「................。」






「......無視かいっ!!

そんっなに、問題集と向き合っていたいかー!!」








爆「.................。」








「................。」










徹底的に無視する勝己に
逆に、こっちまで言葉を失ってしまった。




......え......なに...。





......なんでこんなに、何も言わないわけ...?









..........なんなの......マジで..........。

















「......もう、知らない!!

...ほんっと、意味分かんない!」














クッションを思いっきり投げたら、見事に片手でキャッチされてしまったから
枕に顔を埋めた。



















しばらくして、宿題が終わったのか知らないけど
勝己が、私の隣に座った。










爆「......おい。

......ガキかよ......拗ねんな。」






「..........知らない。」









わざと無愛想に答えてやったら











爆「......じゃあ...1こ、質問に答えろ。」










と、肩を掴まれて上向きにされた。




すぐ近くに勝己がいて、一瞬固まっちゃったけど

私は、まだ怒ってるんだ!!





それをアピールするために
勝己に、無視したことを謝ってもらうために
もう1回、枕で顔を隠そうとしたら、その腕を掴まれた。

















爆「..........“キスの先”は......。

..........お前...どこまで、覚悟してんだ。」

















「...................え。」

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