相愛smell 2

4話
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轟side





リョ―「...いやぁ......マジ助かる。」





香野に紹介してもらった日から
リョ―と連絡をとるようになった。


何かと話も合う。

この前会った時は、緑谷も一緒で
オールマイト好き同士、すぐに仲良くなってた。



今日もこうして、躓いた数学の単元を教えてほしいって理由で泊まりに来ている。

小テストが近いらしく、それなら少しでも効率良くなるよう緑谷も誘った。







リョ―「...雄英って、偏差値高いじゃん。

今やってる単元、同じでよかったー。」








轟「......そんなにヤバイのか?」



リョ―「...んー...?

いつもはそんなにヤバくないけど、今回ちょっと遊び過ぎたからさー。」






香野曰く、リョ―はいろんな面で器用な奴らしく
勉強で困ってるところは、あまり見ないって言ってた。


それ考えたら、“今回遊び過ぎた”ってのは
だいぶ遊んでたことになるけど...。




...最近のリョ―のメールの内容、確かにだいぶ遊んでたな。







リョ―「...焦凍が頭いいのは名無しから聞いてて知ってたけど...。

..........出久、ぶっちゃけ順位どんくらい?」







基本、下の名前で呼ぶリョ―と、それに慣れてない緑谷。


名前呼ばれて顔赤くなってる...。




......女子みたいだな。







緑「......え、っと......。

......クラスでは、4位...とか......?」





リョ―「...おおー、すっげー。

お前らめっちゃ頭いいじゃん。......家庭教師、頼もっかな。」





緑「......教えることに関しては、自信ないよ...。」






リョ―「...けど、焦凍は分かりやすいぞ。

んじゃ、出久もうまいって。......頼むわ。」






緑「......えぇーー......。」






......って言いながらも、割と嬉しそうだな。



...緑谷が、ゴリ押しタイプに弱いのを知った。
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