相愛smell 2
□3話
1ページ/4ページ
貴方side
麗「...それでねー、デクくんてばそこでも転んでてー!」
金曜日。
お茶子ちゃんに誘われて
放課後に、2人でアイスを食べにきていた。
お茶子ちゃんと友達になってから
彼女の方から『遊ばない?』とかいった内容のメールが送られることが多々あって
今では週1のペースで会うほど、仲良くなった。
仲良くなるにつれて、いろんな話をした。
最近では特に、偏って1つの話をよくする。
緑谷くんのこと。
聞きまくって、好きだということは自覚させた。
..........それはいい。
..........ただ。
「...お茶子ちゃんは、緑谷くんのことそんなに好きなんだ...。
......いっその事、本人に想いを伝えてみたら...。」
麗「...わぁー、わあぁーー!!///
...い、今はいいんよ!!...そういう雰囲気じゃないし...///」
お茶子ちゃんには
緑谷くんに、告白する気が全くないということ。
「......雰囲気は作るものだよ。」
麗「...それでも、いいの!!///
でも、話はしたいから...名無しちゃん、聞いてくれる?」
「......うん、いくらでも聞くよ。」
麗「ありがとーう!!!」
どこか満足しきれないところもあるけれど
緑谷くんのことを話すお茶子ちゃんは、本当に楽しそうだから
このまま流れに任せてみるのもいいかもしれない
と思ったりする。
麗「...あ。......名無しちゃん、名無しちゃん。
......轟くんのことも、ちゃんと聞くから話してええんよ?」
「.......え.......!?
.....あー......うん.....じゃあ...話す。」
そして、割と聞き上手。