相愛smell 2
□1話
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sideなし
「......轟くんはズルいと思う。
......はじめは断ってしまおうとしてたのに。」
轟「......なら、断ってもよかったぞ...?」
「......ゃ......だから......。」
轟「...そもそも、急に誘ったのは事実だし...。
......正直、断られると思ってた。」
「......そう言ってその笑顔は、ズルい...。
..............そういうところも、全部ズルい...。」
轟「......さっきから言ってる“ズルい”って、どういう意味だ?
.............俺、なにかしたか?」
「..........何もしていないし、知らない方が都合がいいです。」
轟「..............??」
「......今日は晩ご飯少なめで......って、母さんにメールしといた方がいい?」
轟「......まあ...香野の食べる量にもよるんじゃないか。」
「..........私そんなに、食べないよ。」
轟「......けど、香野。
...甘いもの食べたいって気分じゃないのか?」
「.............!!
......そう、だけど........なんで...。」
轟「..........そういう顔してた。」
「...........??」