相愛smell

11話
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貴方side








「「......っはあ!?......付き合う!??」」








「......見事にハモった。」





昨日のことをざっくり...本当にざっくり話すと
予想通りの反応をする。







ミキ「...っちょ、ちょっと!!
一体何がどうなって、そうなった!?

少し前までは“何も変わらないー”って鬱になってた名無しが!!」







私の肩を掴んで、ガンガン揺らしながら
ミキは大きな声で叫ぶ。








リョ―「......やっべー。...雄英に彼氏って...。

...さすがだわ。
これはもう、『さすが、名無し』の一言しか浮かばない。」





マメ「名無しちゃん、おめでとう!」








ミキとは対照的に、妙に冷静に言い放って
リョ―は、虚空を見つめながら笑う。



..........いや...冷静じゃない、怖い。




そんなリョ―の隣で、マメは
“騒ぐとみんなの迷惑になっちゃうから”
と、小さく拍手する。


..........する...けど....。









ミキ「...本当に!!......説明して!
何から何まで!!..........全て語ってー!!」









この子(ミキ)がこの調子な限り
少なくともクラスの子の迷惑にはなってると思う。





リョ―「テンション高ーーーーー。」







「.....話せば......長くなる...。

......というか......脳が...揺れ、る。」








ガンっガン揺らされている私は
さすがに限界が見えてきた......気持ち悪い......。









ミキ「...長くてもいいから、話してー!!」









マメ「りょ、リョ―ちゃん!

ミキちゃんが荒れてる...!......御乱心だよ!!」





リョ―「...もう放っといていいんじゃねーの?」














「..........いや.....助けて...。」
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