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□番外
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“あなたのために”の続編...番外編です
登場人物などの細かい設定は
必要ならば“あなたのために”で、ご確認ください
文化祭の後に夏休みの話を書きますが
時期的なアレは、スルーでお願いします
あらすじ
夏休み。
いろいろな事件があったが
それらは解決し、落ち着きはじめた中。
!-Aの風神名無しは、高校からかなり離れた家族の元に帰省した。
幼馴染の轟焦凍によると
風神一家は、名無しの父の夢を叶えるべく
今、名無しが1人で生活している実家とは別に
彼女の父と、母と、4歳上の姉は引っ越したらしい。
そこまでして叶えたかった“夢”とは、何なのか。
血走った目で、ものすごい勢いで
!-Aの(一部の)クラスメートに聞かれ
轟は頭に「?」を浮かべて言った。
轟「名無しの親父の夢は、“店、出すこと”だ。
あいつん家、今、自営業の洋食店やってる。
普段は3人でなんとかなってるけど
この時期...っつうか、定期的に忙しくなるらしい。
...名無しは、店の手伝いするから帰省した。」
知らなかったのか。
知ってて当たり前のように言う轟に
クラスメートのほとんどの心の声が、一致した。
「「...それは、お前(幼馴染)しか知らねえよ!!!」」
とにかく。
とにかく、自営業の(たぶん評判なんだろう)洋食店で
名無しが手伝いをしている。
....................これは。
..........行くしかないだろう!!!
そういう訳で、誰かが言った
「どうせなら、サプライズがいい」
という適当な言葉にノっかって
NO連絡、NOアポ、NO許可...つまり無許可で
風神家の営業している洋食店に行くことになった。
この時、普通なら
「もしかして、邪魔になるのでは」
と、少しは低抗するはずの役目にあった幼馴染は
そういえば、名無しの手料理うまかったな
と、何気に1番楽しみにしていた。