心の容量

7話
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貴方side



土砂災害ゾーンから出ると
広場はすぐ目の前で、様子は目で見て取れた。






「...!......オールマイト、来てる!」






ちょうど、オールマイトが到着したところ...なのかな。





轟「......敵も、主犯の3人だけだな。」






立っている敵は、3人だけで
他の敵は倒れているように見える。



オールマイトが、来てすぐに倒してくれたとしか考えられない。






「......早く行って助け......、っ?」






広場の方に走ろうとした時だった。




近くで上鳴くんの名前を呼ぶ声がした。





轟「......どうした。」






「......今の、声......もも?」






間違いない。



聞き慣れたあの声は、もものだ。





「...今、ももの声がした...。」





轟「八百万の声か?
俺は何も聞こえなかったが...。」







「...私、耳には自信あるの。
......っ......やっぱり、気になる。

轟くん、先に行ってて!」







轟「............わかった。」





広場に向かった轟くんを見届けて
声がした方を考える。



全体的に広がった感じだった。







ということは...高いところ?







ここから近くて、高いところ...。






隣の倒壊ゾーンからは派手な爆発音が聞こえるから、爆豪くんがいるはず。




なら、こっちの山岳ゾーンか!






考えがまとまれば、後は走るだけ。





なんとか山岳ゾーンの入り口を見つけて
急いで1番上に向かって走る。









たどり着いた先で私が見たのは
上鳴くんを人質に取られて
何も抵抗出来ないももと、耳郎ちゃんの姿だった。








「...................もも!」

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