心の容量

5話
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貴方side





「...温かくないってことは...。
...轟くん、冷たいのが好きなんだね。」





轟「..........蕎麦はな。」



「私も、冷たいお蕎麦の方が好き。」






相「......もう着くぞ......。」







轟くんと好みのお蕎麦の話をしていると
相澤先生が、少し怒り気味に言う。




騒ぎすぎたのかな...?







しばらくして、大きな建物の前でバスが停まった。



駐車場に停まったバスから
前の人から順に降りていく。





バスから降りた私に




麗「......名無しちゃーん!!」




「...ぇ...?......っわ、お茶子ちゃん!」




お茶子ちゃんが飛びついてきて
妙にニヤニヤしていた。



なんだろ、と次の言葉を待っていると







麗「ね、ね、どうやった??...轟くんと仲良く話とかできた??」







いい仕事したでしょ?


なんて言うから






「私と轟くんは、もう仲良いよ?
.......ね、轟くん。」






少し前を歩いていた轟くんのコスチュームの裾を引っ張ってみる。






轟「...?......ああ、そうだな。」




「..............ほら。」





轟くんと2人で意味がわからず
首をかしげると、お茶子ちゃんは頭を抱えた。







麗「........重症やー........。」







八「...........ですね。」





なんだかつまらなさそうに
トボトボと先を行くお茶子ちゃんとももを慌てて追った。









「......何が?......何が重症??」








........え?



私、まさか、病気とか......!?

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