相愛smell
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「名無しちゃんは、“運命の相手”って、信じる??」
中学1年の時。
学校から帰って来た時、母に言われた言葉。
私の答えは、もちろん...こうだ。
「...................信じない。」
...運命??......何それ、おいしいの??
なんて、現実味のない言葉。
私はそういうの、一切信じない。
...まあ、母さんは私と違って
頭の中がお花畑なとこ...結構あるからなー...。
それもあって、さらに信じない。
「...信じてくれなくても、これは代々祖先から受け継いだ力なの!
...いい!?......しっかり、聞いてね!」
これで、お母さんとお父さんも結婚したんだから!
そう言って、母さんはルンルンで話し始めた。