コースター//(カレー)
□5.6
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途中から、僕は会話を聞き取るのをやめて砂浜を歩いていた。
やがて、ペットボトルやタイヤに紛れて、ぬいぐるみの頭を見つけた。
「あ、これ……」
本当にあったとは。
衝撃を関知するやつだとやばいと思って慎重に覗き込んでみる。
特に変わったようすはないが、と思っていると、ぬいぐるみが燃えだした。
僕が慌てて後ろに下がると、縞が走ってきてバカ、と僕を叱りながらそれを掴んで海に放り投げる。
「ごめんなさい……」
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