欅の森vol2

□覚えてる?
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今日もリモートで打ち合わせをする

ただちょっと緊張

リモート用の仮想会議室に入っていると

久美「名前〜」

日向坂のキャプテン佐々木久美が俺のパソコンの画面に映る

『よろしく〜』
久美「うん」
画面越しに手を振る久美

画面にもう一人現れる

小坂「こんにちは〜」
菜緒が画面に現れる

『お疲れ〜』
久美「菜緒〜」
小坂「久美さ〜ん、名前〜」

また少しして、一人画面に現れる

ひなの「あ、すみません、ちょっと遅くなっちゃいました」
小坂「ひなの〜」
久美「大丈夫だよ〜」
『ひなのが最後じゃないしw』
ひなの「え?」

そして


影山「やっと繋がった〜、みんな〜」
久美「かげ〜」
ひなの「影山さ〜ん」
小坂「優佳さ〜ん」
『優佳w』

休業していた影山優佳が画面に映る

今日のこの後のお仕事の打ち合わせをリモートにすることになったのだが

ひなの「お久しぶりです」
影山「ひなのちゃん、緊張しすぎw ひなクリ以来だねw」
ひなの「はいw」

ひなクリ2019を観に来ていた優佳とひなのは面識がある
実際に集合写真も撮ってるし

しかし・・・・・

影山「あれ、深田さんじゃないですか、休業以来ですね〜。お久しぶりです」
『いや、会っただろw』
影山「ちょっとしか話してないじゃん」
『ライブの手伝いしてるんだから、しょうがないだろw』
ちょっと不満そうな感じで頬を膨らませる優佳に反論する

実は、日向坂のライブに優佳が観に来る時に、ライブのサポートとして会場にいた時はちょっとだけ会話をしていた。
といってもサポート役で下っ端の俺はすぐに先輩に呼ばれたりして、あんまり話せていなかったのだが

久美「まあまあw また一緒にお仕事出来るんだからさ、ね?w」
影山「久美がそういうのならw」

久美が間に入ってくれたので、そのままお仕事の説明


『こんな感じの流れになるから』
久美「了解」
ひなの「はい!」
小坂「分かった」
影山「はーい」

『他に何かわからないこととか伝えたいこととかある?』
影山「あ、仕事じゃないけど、いい?」

画面の向こうの優佳が手を挙げてる

『どうしたの?』
影山「名前に伝えたいことが」
『え?なに?』

怖いんだけど

影山「私が復帰するまで辞めずにいてくれてありがと、お願い守ってくれて嬉しかった」
『あ〜、そんな話したねw』

優佳の休業前に話した時に確かそんなことを言われた

ひなの「お〜」
小坂「そんな話したんですね」
久美「まあ、辞めるって言ったら止めるけど」
『なんだよそれw』


影山「でも、もう一つ話したこと覚えてる?」
『え?何話したっけ?』
ひなの「?」
久美「なに?」
小坂「??」


影山「だろうなあ、だから浮気したんだ」
『え?』
小坂「浮気?」
ひなの「え?名前さん?」
久美「どういうこと?」


影山「将来、お互い支え合おうねって言ったじゃん」
『ちょっと待て、何か薄っすら思い出してきたけど、そっちが一方的に』

久美「どういう意味?」
ひなの「何かお話が・・・・・」
小坂「え?え?」


影山「将来結婚しようねってw」
久美「え〜!?」
小坂「な!?」
ひなの「お〜・・・・・」
『待て! それ一方的に優佳が!!』

影山「チューしたのに?」
さらに爆弾を投下する優佳

久美「え〜」
ひなの「名前さん・・・・・」
小坂「・・・聞いてないんやけど」
『あれ、優佳が頬に急に!!』

影山「拒否しなかったじゃんw あ、マウストゥマウスが良かった?w」

指を自分の唇に当てて、楽しそうに優佳が笑ってる

『おい!』

影山「まさか、ライバルがこのちゃんとはなあ」
『いや、あれはね?』
影山「まあ、ライバルが居た方が燃えるかw」
『お願い、人の話聞いて?』

久美「菜緒、顔が怖いよ?」
小坂「・・・・・」
『ひなの、そんな目で俺を見ないで』
ひなの「・・・・・」


影山「あれ?菜緒ちゃん、ひなのちゃんもしかして?」

ひなの「い、いえ」
小坂「何の話ですか?」


影山「二人とも、私は負けないよ〜w」
久美「ちょっと、かげ!!」

影山「あははは!!」


Fin


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