もしも、欅の森が

□憑依型なんです
1ページ/1ページ

とある日の事務所

柿崎「友梨奈?」
平手「なに?」
長濱「?」

てち、芽実、ねるが事務所に居る時に、芽実がてちに話しかける

柿崎「友梨奈ってさ、もっとかわいい女の子らしい仕草とかしないの?」
平手「え?」
長濱「あ〜、確かに最近あんまりしない?」
平手「いや、別に・・・・・」
柿崎「でも、女の子ぽい仕草とかしてもいいんじゃない?」
平手「具体的にどんなの?」
柿崎「ニャーとかウィンクとか」
長濱「それって、芽実のぶりっ子じゃんw」
平手「え〜?」
柿崎「似合うと思うんだけどな」
平手「いやいやw」


Je suis 名前「何の話してるの?」
事務所の社長であるJe suis 名前が3人の所に来る

長濱「あ、Je suis 名前さん」
柿崎「もっと、友梨奈に女の子らしい仕草をしたら?って言ってたんです」
Je suis 名前「へ〜、いいんじゃない?」
平手「それが、芽実の言う仕草って、ぶりっ子のやつなんですよ」
柿崎「ぶりっ子ってかわいいですよね?」
長濱「実際男性から見てぶりっ子ってどうなんですか?」
Je suis 名前「え?・・・・・ま、まあ、男性はぶりっ子は嫌いじゃないと思うけど」
柿崎「ほら〜」
長濱「あ、そうなんだ」
平手「いやいやw」


柿崎「友梨奈やってみて、ニャーって」
平手「やだよ」
長濱「見てみたいw」
平手「何で?」
柿崎「そういう役のオファーが来たらどうするの?w」
平手「はぁ!?」

芽実の発言に驚いて、困ったのかJe suis 名前を見るてち


Je suis 名前「表現を追求したいんじゃなかった?w」
平手「ちょ!?」
長濱「やってみよ〜!w」
柿崎「そうそう!w」
平手「で、でも・・・・・」
長濱「じゃあさ、ぶりっ子役を貰ったと思えば?」
平手「え!?」
柿崎「ぶりっ子役をなりきってやってみる!」
平手「え〜??」
Je suis 名前「確かにそういうオファーが来るかもしれないしなw」
平手「いやいや」
長濱「あれ、出来ない?w」
平手「え?」
Je suis 名前「表現者として高みに行きたいんじゃなかった?」
平手「うーん、それ表現者なんですか? 第一どうすれば」
長濱「芽実をイメージするとか」
柿崎「あとは愛萌とか!」
平手「芽実と愛萌ちゃんをイメージ・・・・・」
柿崎「いけそう?」
平手「ちょっと、時間ちょうだい」


Je suis 名前「お、やる気になったw」
長濱「Je suis 名前さん、わざとでしょ?w」
Je suis 名前「何が〜」
長濱「わざわざ、表現者なんて言葉使ってw」
Je suis 名前「ん〜、見てみたくない?友梨奈ちゃんの可能性w」
長濱「いや〜、面白がってるとしかw」
Je suis 名前「ソンナコトナイヨ」
長濱「ほらw」


柿崎「こんなのとか・・・・・」
平手「うん」


長濱「どう?」
Je suis 名前「いけそうか?」

平手「・・・・・多分」
柿崎「大丈夫だって、友梨奈」


柿崎「Je suis 名前さん」
芽実がJe suis 名前を手招きする
Je suis 名前「ん?」
Je suis 名前が芽実を見ると芽実がJe suis 名前に向かってウィンク
平手「芽実ばっかりじゃなくて〜、こっちも見てください」
てちの言葉で、てちの方をJe suis 名前が見るとてちがJe suis 名前に向かってウィンク
Je suis 名前「う、うん」
長濱「凄い・・・・・成りきってる」
Je suis 名前「いや、凄いな」


『すみません、Je suis 名前さんちょっといいですか?』
皆の元に俺が行った時

柿崎「あ、欅の森 名前だ!」
平手「ホントだ!」
芽実とてちがこっちを見て声をあげる

『え?』
柿崎「欅の森 名前」
『な、なに?』
芽実が手招きする

芽実(ニャー、ニャー)
手で猫を表現して俺にアピールする芽実、これはよく見る光景
平手「欅の森 名前」
『ん?』
てちの方をみると

両手をウサギの耳のようにして小首を傾げる、てち

『え? あ、え?』
な、何が起こった!?

ウィンクするてち、軽く投げキッスをする芽実

『これ何が起きたの?』
俺がねるとJe suis 名前さんに聞くと

長濱「てちがぶりっ子を振り切ってやってるw」
Je suis 名前「役と思えってアドバイスしたw」
『は、はあ』

なんだそりゃ

柿崎「欅の森 名前」
平手「ねえ」

芽実とてちがこっちに近づいてくる

『な、なに?』

一瞬、視線を交わすてちと芽実

平手・柿崎「「欅の森 名前、どっちが好き?」」

『う!?』
長濱「どうしたと?」
『いや、破壊力が・・・・・凄い』
長濱「もう!」

『ごめん、二人とも可愛すぎて決めれない』

柿崎「可愛いって!」
平手「やった!!」

二人で手を取り合ってピョンピョン跳ねる

なんだろ、この可愛い光景・・・・・ねる、なんでこっちを睨んでるの?


欅の宿り木 名前「おはようございます」
欅の宿り木 名前が事務所に入る

平手「あ、欅の宿り木 名前だ!!」
柿崎「ホントだ!!」

欅の宿り木 名前を指さし嬉しそうな声を上げるてち、それに同調する芽実

欅の宿り木 名前「え?え? 友梨奈?芽実さん??」
二人の様子に戸惑う欅の宿り木 名前

欅の宿り木 名前「い、一体何が?」
『てちがぶりっ子役を振りきって演じてるらしいw』
欅の宿り木 名前「そうなんですか?」

平手「ねえ、欅の宿り木 名前?」
柿崎「欅の宿り木 名前君?」

平手・柿崎「「どっちが可愛い?」」

『いや、どちらかというと面白いというか』
てちと幼馴染の欅の宿り木 名前はそんな言葉を発する

平手「え〜、欅の宿り木 名前、ひどい」
柿崎「そうだよ、欅の宿り木 名前君ひどいよ?」
泣く真似をするてちとそれを慰めながら欅の宿り木 名前を非難する芽実

欅の宿り木 名前「ご、ごめん、二人とも凄くかわいい!!選べない」
平手「本当?」
柿崎「本当に?」

欅の宿り木 名前の言葉に期限をよくしたのかそれぞれ欅の宿り木 名前の手を握ってピョンピョン跳ねる二人


『欅の宿り木 名前、お前まんざらでもないだろ?w』
欅の宿り木 名前「欅の森 名前さん、な、何を!?」


Je suis 名前「ねるさんや、顔が怖いよ?」
長濱「気のせいじゃないですか?」


澪「おはようございます」
澪が事務所に現れる

平手「あ、澪〜」
柿崎「澪ちゃん!」

二人が澪に向かって可愛く手を振る

澪「え? に、兄さん??」
二人のいつもと違う、特に様子が違うてちに戸惑い兄であるJe suis 名前に尋ねる澪


Je suis 名前「友梨奈ちゃんがぶりっ子やってるw」
澪「え?」
Je suis 名前「いや、凄いよな、ぶりっ子役を貰ったと思えばって言ったら出来るんだもん」
澪「もう・・・・・終わりにしよう? 友梨奈」

Je suis 名前の言葉に事態を察した澪はこの状況を終わらせようとする

平手「え?」
小首を傾げて澪をみるてち

澪「ん?」
平手「澪・・・・・どうしたの」
澪「だから、もういいってw ぶりっ子ごっこは終わりにしよう?」

平手「澪・・・・・なんか怖い」

そう言うと芽実にしがみつくてち

柿崎「友梨奈?」
澪「いや、だからもういいって!」
平手「何で、澪怒るの?」

澪がてちに話しかけるがちょっと怯えた感じのてち

長濱「あ、完全に憑依してる」
『まあ、これはこれで』
欅の宿り木 名前「こんなの見れないし」
Je suis 名前「やっぱ凄げえな」

澪「もう・・・・・」

説得を諦めた澪がため息をついた後にてちの後ろに移動する

平手「澪?」
澪「友梨奈、ごめんね」
平手「え?」

澪が思いっきり手を振りかぶり

澪「戻ってきなさい!!」

バシーン!!!

てちの背中を平手打ちで思いっきり叩く澪

平手「痛った!? 何すんのよ!! 澪!!」
澪「戻った!?」
平手「え!?」
澪「良かった、あなたはぶりっ子霊に取りつかれてたの」
平手「え、ぶりっ子霊?」

全員の視線はある1人の人物に


柿崎「何で、みんな私のこと見るの!?」

Je suis 名前「もうちょっと見たかった」
欅の宿り木 名前「面白かったのに」
『可愛かったのに』

澪「兄さん、欅の森 名前さん、欅の宿り木 名前君? 何言ってるの!?」

『え、あ、ごめん』
Je suis 名前「そんなに怒らなくても」
欅の宿り木 名前「そうそう」

澪「何か言った?」

Je suis 名前「いえ」
欅の宿り木 名前「何も」
『澪ちゃん、お、落ち着いて?』


澪「3人とも止めないとダメでしょ! 次にこんなことになったら、東京湾に3人とも沈めるからね!!」


欅の森 名前・欅の宿り木 名前・Je suis 名前『「「ごめんなさい」」』


Fin


次の章へ
前の章へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ