監督の妹 A3!
□監督の妹1
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万里side
ああ、今日もだりー1日だった…。
俺の人生スーパーウルトライージーモードすぎてつまんねえ、、まあ今は演劇っつー本気になれるもん見つけられて監督チャンには本当感謝してる。
それにしても、学校って本当つまんねえ…ってもう放課後か。
帰るか。今日は至さんとゲームの約束してたし、早めに帰んねえとなー
そう思い、少し小走りで階段を降りてくと俺の存在に気付かず、そのまま歩いていた女が俺の鞄に顔面直撃した。
げ、やべー面倒くせえことになった。
「…いったっっ……」
大丈夫か?結構な当たりだったよな今の…
すると女が顔を上げ俺の顔をじっと見つめてきた。
おぉすげー整った顔してんな。綺麗系??…でもどっかで見た事あるような顔だな…
それにしてもじっと見すぎじゃね?俺のこと。
そいつの前でおーいと手を振ると、女はやっと気付いたのか急に俺に謝ってきた。
いや、つうか謝るのは俺の方なんだけどな……
なんかめちゃくちゃ早口だしコイツ
変な奴だなw つか鼻赤いしw
思わず俺は吹き出して笑った。
美人だから、生意気かと思ってたら全然良いやつじゃんこの女。
すると女は名前を名乗り俺に名前を聞いてきた。
「あの、私3年2組の立花亜矢と言います!!…その…嫌じゃなければ名前教えてくれませんか……??」
立花亜矢?…立花…もしかして……いやいや違うだろ
つーか別に嫌じゃねえし、俺は亜矢って奴に自分の名前を教えた。
聞く所コイツは転校してきたばっかりらしく、どうりで見た事無いと思った。まあこんな美人いたら普通に気付くよな。
ってかいきなり万里くんとか…恥ずかしくねーのかよ…こっちが恥ずかしいわ。まあ顔には出さねえけど。
本当コイツ綺麗な顔してんなー、なんか仕草とかすげー監督チャンそっくりだ…。
なんて事考えながら、会話をしてるとふと、至さんとのゲームの約束を思い出した…。
至「今日俺仕事早退してくるから、お前が帰ってくる頃にはランキング抜かしとくから覚悟しとけよ。あ、あとクエスト手伝え。」
くそ、亜矢と会話しててすっかり忘れちまってた。早く帰んねえと至さんうるさいからな
そうして亜矢も帰ると言って万里くん一緒に帰ろって俺に言ってきた。
……コイツ…天然か?
不覚にもドキっとしてしまった。
その帰り際でも亜矢は俺に笑顔でまた明日とか言ってきた。いや反則だろ。
……なんか悔しいから俺も名前で呼んでやる。
でも恥ずかしすぎて顔見れなくて、亜矢に背を向け手だけ振りながら別れた。
やっぱあの笑顔…監督チャンの……?…まさかな。
……あぁやべー可愛いな
……だりーけど明日学校行くか……
万里side終