監督の妹 A3!

□監督の妹1
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「…っくるじい!!はなして!!!」



口呼吸辛い…本当離して!!



必死に万里くんの腕を引き剥がそうとすると、笑いながらすっと手を離した。



万里「わりーw面白くてついw 」




「っおもしろくない!!!結構苦しいんだからこれ」


ムッとして彼の方を向く。



万里「本当にごめんって。……あ、やべもうこんな時間か……至さんにランキング抜かされる!!帰らねえと!」




……至さん?ランキング??何のことだ?




気が付くと、辺りはすでに夕暮れ時だ。私も帰らなきゃ。




「私も帰らなきゃ。万里くん途中まで一緒に帰ろ??」





万里「………え、一緒に…お…おう」





あれどうした?固まって、まあいいか。
固まる万里くんを置いて先に歩くと、後から万里くんが付いてきた。




万里「お前って天然っていうか何というか……」




「え?何のこと?」





万里「いや、何もねえよ。」





万里くんなんかさっきから変なことばっか言うし不思議だなぁと思いながら一緒に帰った。



万里「じゃ俺はこっちだから」




「そっかじゃあまた明日ね。万里くん!!」


イケメンと途中まで一緒に帰れた事の嬉しさで、にやけた笑顔で別れを告げる。



万里「おう。じゃあな亜矢〜」





万里は背を向けて手だけ振って帰ってった。




はあ幸せだったなあ…
っていうか今名前で呼ばれた。亜矢って言われた。やばいやばい
顔が熱くなってくるのがわかる。
ちょっと万里くん言動がいちいちイケメンすぎるんだけれど……






よくサボるって言ってたけど明日学校ちゃんと来るかな…?





とりあえず今は帰ろう、夕食の準備も手伝わなきゃ!
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